Peppol e-invoice相互接続テスト
2024-06-27 17:35:47

Peppol e-invoice相互接続テスト成功!日本でのデジタルインボイス普及へ大きく前進

Peppol e-invoice相互接続テストが成功!デジタルインボイスの普及に向けて大きく前進



デジタルインボイス推進協議会(EIPA)は、EIPA会員間で実施した相互接続テストの結果を公表しました。このテストは、異なるベンダー間のデジタルインボイス(Peppol e-invoice)の相互運用性を確認するために行われました。

Peppolは、電子文書をネットワーク上で授受するための国際的な標準規格です。欧州各国をはじめ、シンガポール、オーストラリアなどでも採用されており、Peppol e-invoiceは国際的に普及が進んでいます。

EIPAは、多くの事業者が安心してデジタルインボイスを利用できる環境を作るため、2024年4月以降、EIPA会員である日本の認定Peppol Service Provider数社が協力し、相互接続テストを実施しました。

今回のテストには、EIPA会員有志23社が参加しました。テストでは、433件の相互接続テストが実施され、すべて成功しました。

この結果を受け、デジタル庁国民向けサービスグループ企画官(Japan Peppol Authority責任者)加藤博之様は、「今般の取組は、データの送受信だけにとどまらず、各社が提供するシステム・サービスにおける自動処理の確認までテストしたことが評価ポイントです。引き続き、Peppol e-invoice対応のシステム・サービスの充実に向け取り組んでいただければと思います。」とコメントを発表しました。

Peppol e-invoiceの仕組みを通じて、国内外の取引相手との間でデジタルの請求書をオンラインで円滑に授受できるようになります。これにより、ペーパーレスでのインボイス制度対応はもちろん、業務プロセスの自動化など「デジタル化」につながり、事業者は請求、支払、記帳業務で圧倒的な効率化と正確な処理を実現できるようになります。

EIPAは、今後も日本の認定Peppol Service Providerが実施する相互接続テストと連携し、日本におけるデジタルインボイスの普及を促進していくとしています。

EIPAの概要



デジタルインボイス推進協議会(EIPA)は、2020年7月29日に設立された団体です。EIPAは、日本のデジタルインボイスの普及を推進することを目的として活動しています。

団体名: デジタルインボイス推進協議会 (E-Invoice Promotion Association)
設立日: 2020年7月29日
所在地: 東京都港区赤坂 1-3-6 赤坂グレースビル 4F (一般社団法人ソフトウェア協会内)
代表幹事法人: 株式会社TKC
会員数: 194社、9名 (内:正会員186社、特別会員(団体)8社、特別会員(個人)9名)

EIPAは、会員企業が提供するシステムやサービスの相互接続性を高めることで、デジタルインボイスの普及を促進しています。また、Peppol e-invoiceに関する情報提供や啓蒙活動なども行っています。

今後の展望



今回の相互接続テストの成功は、日本におけるPeppol e-invoiceの普及に向けた大きな一歩となりました。EIPAは、今後も積極的に活動を行い、Peppol e-invoiceの普及を促進していくことで、日本企業のビジネス効率化とデジタル化に貢献していくことを目指しています。

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