夢はさみインターンシップ
2015-10-07 15:28:19

カンボジア若者支援!ヘンケル「未来をつなぐ夢はさみ」インターンシップ報告

カンボジア若者支援!ヘンケル「未来をつなぐ夢はさみ」インターンシップ報告



近年、経済発展著しいカンボジアにおいても、雇用機会の格差は深刻な問題です。特に地方部では、技術習得後も就職先が見つからず、せっかく身につけたスキルが活かせない若者が少なくありません。そうした課題解決に向け、日系企業ヘンケル株式会社は、7年間にわたって社会貢献活動「未来をつなぐ夢はさみ」を展開しています。

この活動は、美容技術の習得を通じ、カンボジアの若者たちの自立を支援するものです。しかし、技術訓練だけでは不十分。就職や独立を支援する更なる取り組みが必要だとヘンケルは考え、今年、新たな試みとしてインターンシッププログラムを実施しました。

プノンペンでの2週間インターンシップ



今回のインターンシップは、10月5日から10日まで開催された「未来をつなぐ夢はさみ」アドバンスコース修了直後、10月11日から24日までの2週間、プノンペンにある日本人経営のヘアサロン「髪結」と「TokyoBiyori」にて行われました。

インターンシップ参加者は、2014年、2015年の「未来をつなぐ夢はさみ」卒業生で、現在バッタンバン市内のヘアサロンで技術を磨いている3名(女性2名、男性1名)。彼らは、このインターンシップを通じて、日本の高度な美容技術を学び、接客やおもてなしの心、そして大都市での生活を経験しました。

参加者たちは、サロンで働くだけでなく、プノンペンでの生活も自ら送ることを通じて自立心を育みました。生活面では、ヘンケルと認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)が滞在先や生活費などをサポート。さらにKnKのソーシャルワーカーが同行し、相談窓口として安心できる環境を整えました。

高い技術と「おもてなし」を学ぶ



「髪結」と「TokyoBiyori」は、カンボジアにおける社会貢献にも強い関心を抱くサロンです。今回のインターンシップに協力することで、日本の美容技術の普及や、おもてなしの精神の伝承にも貢献しました。インターンシップ期間中は、制服の支給も行われ、参加者たちは充実した日々を過ごしました。

未来への展望



「未来をつなぐ夢はさみ」は、これまでに延べ204名の受講生を輩出し、そのうち2名が独立開業、40名が美容関連企業に就職しています。このインターンシップは、単なる技術研修を超え、就職・独立へのサポートを強化する重要なステップとなりました。

ヘンケルは、今後もこの活動を通じて、カンボジアの若者たちの自立と社会貢献に貢献していくことを目指しています。この取り組みは、企業の社会責任を果たすだけでなく、グローバルな視点で持続可能な社会構築への貢献にもつながるでしょう。 シュワルツコフ プロフェッショナル事業本部、認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)など、多くの関係者の協力によって支えられているこの活動は、今後も発展を続けることが期待されます。

ヘンケルについて



ヘンケルは、ランドリー&ホームケア、ビューティーケア、接着技術の3分野で事業を展開するグローバルリーダー企業です。パーシル、シュワルツコフ、ロックタイトなど、世界的に有名なブランドを擁し、約5万人の従業員を擁する巨大企業です。

会社情報

会社名
ヘンケルジャパン株式会社
住所
東京都品川区東品川2-2-8スフィアタワー天王洲 14階
電話番号

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