女子ロケット大会の成功
2018-06-07 15:00:32
ロッキード マーティンのGirls’ Rocketry Challengeがもたらす新たな未来
ロッキード マーティンのGirls’ Rocketry Challengeがもたらす新たな未来
近年、女子中高生に向けたロケット教育プログラム「Girls’ Rocketry Challenge」(GRC)が注目を集めています。その中でも、特に茨城県にある岩瀬日本大学高等学校は素晴らしい成果を収め、パラシュート滞空時間競技で1位を獲得し、総合成績でも3位に入賞しました。また、同チームは最優秀女子チームに贈られるロッキード マーティン賞も受賞しています。この大会は年に2回開催され、全国から多くの学生が参加します。
この成果を収めたチームメンバーの一人は、次のように語っています。「このプロジェクトを通じて、モノ作りの緻密さや協力の大切さを学びました。」先生のアドバイスを受け、チーム全員で理想のロケットを目指して努力し続けたことが成功の要因であると述べています。別のメンバーは、物作りの過程が大変であったものの、細部にまでこだわりを持った結果、期待通りの飛行を実現できたことに喜びを感じていると語っています。
Girls’ Rocketry Challengeの目的と意義
Girls’ Rocketry Challengeは2016年にスタートし、女子中高生たちにモデルロケットの技術を教えることを目的としたプログラムです。ロッキード マーティンが日本においてSTEM教育を推進するために協賛しています。このプログラムの核心には、実践的な学びを通じて女子学生が科学・技術・工学・数学(STEM)に対する興味を育てるというビジョンがあります。GRCは初期段階では関東地方の学校に限定されていましたが、現在は全国の学校が参加できるよう拡大しています。最近始まった第3期には岡山県、宮城県、千葉県の学校も参加しています。
プログラムの運営には、日本モデルロケット協会やリバネスといった専門機関の協力があり、今年からは新たに千葉工業大学がサポーターとして参加しています。これにより、参加者がさらなる技術指導を受けることが可能になり、ロケットサイエンスの理解が深まります。
幅広い影響力と今後の展望
ロッキード マーティンの社長、チャック・ジョーンズ氏は、「Girls’ Rocketry Challengeが新たな一歩を踏み出したことを大変嬉しく思っている」とコメントしています。彼は、岩瀬日本大学高等学校の成果に加え、千葉工業大学の参加によってプログラムが一層推進されることを期待しています。彼は教育への投資が重要であり、今後も企業と教育機関との連携を強化していく意向を示しました。
また、日本モデルロケット協会の山田会長は、全国大会に参加する学校が増えていることを強調し、GRCプログラムが日本の教育に新たな可能性をもたらしていると述べました。この取り組みは中長期にわたって展開されることが期待されています。
千葉工業大学の准教授、和田豊氏は、「中高生にロケットに関する教育機会を提供できることは喜ばしい」と語り、本学の教育手法とSTEM教育プログラムが今後の人材育成に貢献することを期待しています。
まとめ
ロッキード マーティンのGirls’ Rocketry Challengeは、モノ作りの楽しさや科学のおもしろさを若い世代に伝える素晴らしい取り組みです。今後もこのプログラムは全国の女子学生たちの夢や挑戦を支え続け、未来を切り拓く若者を育てることでしょう。
会社情報
- 会社名
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日本ロッキード マーティン
- 住所
- 東京都千代田区
- 電話番号
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