妊婦のための新しいマッサージグッズ「まさポ いきみのがし」
株式会社Spicaが開発した「まさポ いきみのがし」が、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この商品は、看護師や助産師と共同で開発された妊婦向けのマッサージグッズです。日本では従来からテニスボールを使用して行う「いきみ逃し」が行われてきましたが、それに代わる安全で衛生的な選択肢として注目されています。
いきみ逃しの重要性
出産時における痛みや不快感を和らげる方法として「いきみ逃し」があります。この方法は、子宮口が開くまでの「いきむ」ことを我慢し、代わりに会陰部から肛門部を押すことによって不快感を軽減する手法です。従来の方法では、テニスボールを使用することが一般的でしたが、衛生面で不安が残ることもありました。
看護師と助産師の意見を反映
「まさポ いきみのがし」は、そのような不安を解消するために、看護師や助産師との意見交換を重ねて開発されました。半球体を二つ並べたデザインによって、安定感を持ちながらも使いやすさを実現しています。また、安心して使用できる素材を採用し、肌触りにも配慮されています。これは、妊娠中の女性やその家族からの信頼を得るための重要な要素です。
グッドデザイン賞の審査員評価
グッドデザイン賞の審査員からは、現代の出産において情報が氾濫する中で、安心して使用できる製品であるとの高い評価が寄せられています。審査員は「いきみ逃しという技術が新しい形へと進化した」と評価し、まさポのデザインや使用方法が、多くの産婦や家族、ソーシャルワーカーにとっての新たな選択肢を提供するものであることを強調しました。
カラーバリエーションにも配慮
さらに、スモーキートーンのカラーバリエーションは、産婦やその家族に対する優しさの表現と受け取ることができ、視覚的にも安心感を提供します。このような配慮も、グッドデザイン賞受賞の要因となったことでしょう。
展示会の開催
「まさポ いきみのがし」は、2023年11月1日から5日まで東京・六本木の東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」において展示されます。この展示は、受賞作を紹介する貴重な機会であり、一般の方々にもその魅力を直接体験していただけます。
グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、日本を代表するデザイン評価システムとして、1957年から続いています。国内外の多くの企業や団体が参加し、生活の質向上を目的に、デザインを通じて社会の課題解決に取り組んでいます。「Gマーク」と呼ばれる受賞のシンボルは、優れたデザインを象徴しており、多くの人々に親しまれています。
「まさポ いきみのがし」は、妊婦さんのサポートや安産を目指すための重要な商品として、今後も多くの方々に利用されることが期待されています。詳細は
公式サイト や
ECサイト をご覧ください。