中高生の未来を切り拓く「ENAGEED SUMMIT 2024」
2024年の冬、東京で開催される「ENAGEED SUMMIT 2024」は、中高生が自らのアイデアを通じて現代の社会課題に挑む場として注目されています。この大会は、株式会社エナジードが主催し、参加者は自ら体験したことや日常の中で抱く疑問を基にしたプロジェクトを発表します。
未来への挑戦
大会は2024年12月21日(土)に行われ、コクヨ株式会社の東京品川オフィス内「THE CAMPUS」HALL“CORE”が会場となります。ここでは過去の審査を経て選ばれた10組のファイナリストが、自身の発表を行うことになります。この発表は、観覧者やオンライン視聴者に対して、教育的価値を提供するだけでなく、未来を形作るためのエネルギーを引き出す場ともなるでしょう。
今年度のテーマ「君は自分の可能性に気づけるか」にふさわしく、参加者たちは問題意識に基づき独自の解決方法を提案することで、自らの成長とアイデアを社会に広めることを目指しています。エントリーは2024年6月に開始され、全国の中高生の中から約8,600名が参加。この中から選ばれた10組のファイナリストが、最終審査に臨むことになります。
教育の新しい形
ENAGEED SUMMITは、教育現場における「総合的な探究の授業」を実践するためのものです。教育関係者だけでなく、保護者や一般観覧者も参加可能であり、若い世代のアイデアを直に感じることができる貴重な機会と言えます。観覧の申し込みは事前申込制となっており、一般の方々はライブ配信を通じて参加できる仕組みです。
参加校とファイナリストの紹介
今年度の決勝進出者は、以下の10組のチームです。彼らは自らのアイデアを駆使して社会課題に解決策を提案しています。
1. 初芝富田林中学校(2年)「適した時に適した温度で」
2. 高知県立安芸高等学校(2年)「NEW!おにぎり作り器」
3. 佐久長聖中学校(3年)「学割ダイヤ改正」
4. 熊本県立玉名高等学校附属中学校(2学年)「土俵のこれから」
5. 滋賀県立彦根翔西館高等学校(3年)「教科版ドアストッパー」
6. 大手前高松中学校(2年)「汗をかいても怖くない あなたの小さなお守り」
7. 捜真女学校高等学部(1年)「Mafbo-3」
8. 真和中学校(1年)「すぐお湯に溶ける入浴剤」
9. 桜丘高等学校(2年)「心もお腹も幸せいっぱいプロジェクト」
10. 尚絅高等学校(1年)「匂いで脳の覚醒を」
それぞれのチームは独自の切り口で社会に影響を与えようとしています。観覧者や教育者にとっても、新しい学びの方法を体感できる場となることでしょう。
会場情報
「THE CAMPUS」HALL“CORE”は、コクヨ株式会社が運営するオープンコミュニケーションホールです。参加者、観覧者共に新たなアイデアを生むためのインスピレーションを受ける場所として期待されています。詳細情報は公式サイトにて確認できます。
昨年度の結果と今後の展望
昨年度の「ENAGEED SUMMIT 2023」では、全国から8,400名中の10組のファイナリストによるプレゼンテーションが行われ、さまざまな受賞がありました。各チームの熱意ある発表は徐々に社会問題への理解を深め、次世代を担う中高生たちがさらに成長するきっかけとなることでしょう。
2024年も、各ファイナリストの素晴らしいアイデアが披露され、この大会が更なるインスピレーションを与える場となることを期待しています。