岡山大学が国際共修セミナーを開催し多文化共修を推進

岡山大学が主催する特別セミナー

国立大学法人岡山大学は、2025年11月4日に「ソーシャルインパクト創出のための多文化共修キャンパス形成支援事業」に関連する特別セミナーを催しました。このセミナーには、東北大学の副理事である末松和子氏を招き、ハイブリッド形式で開催されました。約100名の教職員が参加し、国際共修の重要性が強調されました。

多文化共修の意義と実践

セミナーは、岡山大学の菅誠治理事（教学担当）・上席副学長の開会あいさつでスタートしました。その後、末松副理事は「なぜ今国際共修なのか？」というテーマで基調講演を行い、多文化共修に対する学びやカリキュラム国際化の進展について紹介しました。

特に、末松氏は国際共修ルーブリックの開発プロセスについても触れ、教育現場における多文化共修の実際の取り組みを詳しく説明しました。このルーブリックは、学生の成長を評価するための指標として、自己成長や関係構築、協働、課題解決の能力を分かりやすく示しています。

問題解決へのアプローチ

質疑応答の時間では、多文化共修における言語の壁について質問が上がりました。これに対し、末松氏は「言語能力だけを重視するのではなく、学びの深さに焦点を当てることが肝心である」と答え、多文化共修が持つ意義や挑戦について再認識させられる内容でした。

今後の展望

岡山大学は、今後も多文化共修事業を通じて国際化を進め、地域の文化や価値を尊重した教育の提供を目指しています。大学は多様な背景を持つ学生に対して、技術や環境に配慮した方法で質の高い教育を提供することに力を入れています。

岡山大学の新たな取り組みに是非ご注目ください。多文化共修は地域社会の持続可能性を高めるだけでなく、未来のリーダーを育成する重要なステップでもあります。