共同研究の背景
最近の研究では、口腔内の健康状態が全身の健康、特に生活習慣病と密接に関連していることが明らかにされています。このため、お口のケアを通じて未病や予防策を講じることの重要性がますます高まっています。これを受けて、株式会社Doctorbookは日立製作所と提携し、「お口の健康から全身を守る支援サービス事業」の実施に向けた基本合意書を締結しました。この提携は、2026年度のPoC(概念実証)を経て、2027年度には事業化を目指すものです。
AIを駆使した技術検証
両社は、口腔内データを元にした医療技術の開発に力を入れることを約束しています。具体的には、日立製作所が持つAI技術と、Doctorbookが集積した「SmileScan」を介した歯科臨床データを統合し、歯科特有のAIモデルの開発に取り組みます。これにより、新たな口腔健康支援サービスが生まれることを期待しています。
主要テーマ
基本合意書に基づいて進められる共同研究には、以下の3つの主要テーマが設定されています。
1.
AIによる歯科画像解析技術の開発
口腔内の状況を解析し、歯科所見を取り出すための高度なAI技術を検証します。
2.
リスク評価モデルの構築
Doctorbookが提供する歯科データプラットフォーム「SmileScan」を基に、歯周病リスク予測モデルと全身疾患データを統合することで、個々の健康状態を科学的に評価するモデルの研究を進めます。
3.
IoTデバイスによるセルフケア研究
スマート歯ブラシなどのIoTデバイスを用いて、日々のセルフケア行動データを蓄積し、行動変容を促す技術の検証に取り組みます。
未来を見据えた展望
Doctorbookと日立製作所は、これらの研究を通じて、2026年度のPoC実施に向けた計画を策定し、2027年度に本格的な事業化を目指します。両社の知見を融合させることで、他に類のない歯科×AIモデルの構築を狙っています。
結論
Doctorbookは、「医療DXの推進」をミッションに掲げ、さまざまな企業や自治体と連携しながら、全身の健康を守るためのサービスを展開しています。AI技術を駆使した口腔健康支援の取り組みは、今後の医療のあり方に新しい風を吹き込むことでしょう。定期的に進捗を報告し、業界内外の関心を集めることも目指しています。