理研ジェネシスが明かす新たな治療可能性
理研ジェネシスは2026年8月6日、体外診断用医薬品「AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」がHER2遺伝子変異陽性患者に対する抗癌剤「エンハーツⓇ」のコンパニオン診断薬として正式に承認を受けたことを発表しました。本製品は、癌治療における新たな選択肢を患者へ提供することを目指しています。
AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルとは?
本製品は、非小細胞肺癌に関連する8種類のドライバー遺伝子を一度の検査で同時に測定できる画期的な遺伝子パネルです。これにより、HER2遺伝子変異の存在を確認することで、エンハーツⓇの使用が適切かどうかを判断する支援を行います。特に、がん化学療法によって病状が悪化したHER2陽性の切除不能な進行・再発非小細胞肺癌患者にとって、この承認は大きな意味を持っているのです。
HER2遺伝子変異陽性とは何か
HER2遺伝子は、癌細胞の成長や増殖に寄与する遺伝子であり、その変異が見られる患者に対する治療戦略は重要です。エンハーツⓇは、HER2に対する抗体薬物複合体であり、がん細胞に直接作用し、その増殖を抑制することが期待されています。これにより、HER2陽性の患者が新たに治療を受ける機会が増え、より効果的な治療への道が開かれました。
診断技術の革新
AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルの特徴的な点は、EGFR、ALK、ROS1、BRAF、MET、KRAS、RET、HER2の8種類の遺伝子変異を一度の測定で同時に検出できることです。この新しい技術は、癌治療における診断精度を飛躍的に向上させ、保険適用後は実臨床でも早期に活用されることが期待されています。
患者への期待
今後、保険適用を受けることにより、より多くの患者がこの診断技術を利用できるようになる見込みです。理研ジェネシスは、革新的な診断技術の開発を続け、個々の患者に最適な治療が提供される未来を目指しています。
企業情報
株式会社理研ジェネシスは、遺伝子解析と個別化医療の先駆者であり、2007年に設立されました。医療現場のニーズに応えるための様々な遺伝子解析サービスを提供しています。今後も、最先端の技術を駆使して患者の利益を第一に考えた研発を進めることが期待されます。
詳細については、理研ジェネシスの公式ウェブサイト(
https://www.rikengenesis.jp/)をご覧ください。
お問い合わせ情報
本件に関する質問や詳しい情報については、株式会社理研ジェネシスの学術マーケティング部、土屋淳までご連絡ください。
この新しい診断技術の登場により、非小細胞肺癌患者に対する治療の選択肢が広がることを、多くの人が期待していることでしょう。