CLIP社の新ガイドライン
2025-12-10 10:19:19

CLIP社が切り抜き動画の情報漏洩リスクを排除するガイドラインを発表

CLIP社が策定した未公開映像取り扱いガイドライン



株式会社CLIPが、映画やドラマ、アニメなどの未公開映像素材の安全な取り扱いを目的とした「未公開映像素材 取り扱い運用ガイドライン(社内規程案 v1.0)」を発表しました。このガイドラインは、情報漏洩リスクを徹底的に排除するためのもので、2025年12月8日から正式に適用される予定です。

切り抜き動画の需要とリスク



近年、SNSの普及により切り抜き動画やショート動画が盛況を極めています。しかし、このトレンドには高機密性の素材を扱うリスクも伴います。CLIP社は、大手テレビ局や映画配給会社、IPホルダーが安心して映像素材を預けられるよう、情報漏洩を構造的に排除する取り組みを強化しています。

ガイドラインの主なポイント



CLIP社のガイドラインは、以下の3つのセクションに分かれています。人、端末、ネットワーク、データ管理など、全てのフェーズにおいて厳格なルールが設けられています。

1. アクセス制限


  • - 取扱責任者の限定:未公開素材にアクセスできるのは、代表取締役、セキュリティ管理責任者、特定の編集担当者に限られます。外部の委託や第三者の閲覧は一切許可されません。
  • - 専用環境での作業徹底:会社指定のパソコンとネットワーク(固定IP/VPN)でのみ作業が許可され、私物端末によるアクセスは禁じられています。

2. データ管理義務化


  • - ウォーターマーク表示:素材には常に会社名、担当者名、取扱日時、「CONFIDENTIAL」表記が焼き込まれるため、流出時の追跡が可能です。
  • - ダウンロード禁止:データはストリーミング形式での受領が原則とされ、受領時は暗号化ZIPを用いて、特定の担当者のみが受け取れる仕組みです。
  • - 保存期間と削除のルール:試写用素材は最大72時間、編集用は最大7日間とし、期限を過ぎた素材は完全に削除されなければなりません。

3. インシデントへの対応


  • - 全ログの保存:素材名、視聴者、日時、視聴IPなどの情報は3年間保存されます。これにより、事後検証が可能になります。
  • - 即時対応ルール:不正アクセスや流出の疑いがあった場合、10分以内にアクセス遮断、ログ保全、クライアントへの報告を行うルールが設けられています。

大手クライアントとの連携



このガイドラインは、映画配給会社やテレビ局、アニメ製作委員会などとの実務運用を基に設計されており、「未公開素材を安全に預けることができる体制」を目指しています。

代表からのメッセージ



CLIP社の代表取締役、山本真司氏は、「切り抜き動画はIPビジネスの重要な流通チャネルであり、顧客に安心して素材を預けてもらえるような運用が必要です」と述べ、このガイドラインが長期的な信頼獲得の基盤になると強調しています。

CLIP社の企業情報



CLIP社は、AIを活用した次世代のコンテンツプラットフォームを提供しており、様々なフォーマットのコンテンツから魅力を抽出するサービスを展開しています。コア機能には、動画の切り抜き生成やIP権利管理が含まれ、映像、音声、活字、漫画などの多様な形式に対応しています。このMovableTypeを通じて、新たな体験を創造し、コンテンツの流通と価値最大化に貢献することを目指しています。

詳しくはCLIP社の公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社CLIP
住所
東京都渋谷区神宮前2-18-21KURKKUHOME ROOM6
電話番号

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