東京ドーム473個分の平城京
2024-11-28 18:36:32

新感覚AR体験「XR平城京」が2024年11月公開予定!歴史と文化を楽しむ新しい方法

新感覚AR体験「XR平城京」について



2024年11月24日に『XR平城京』が公開される。この新しいAR(拡張現実)体験では、奈良の歴史的な都、平城京をまるでその時代に生きているかのように探索できる。従来の模型製作から、XR技術を応用して製作されたこのプロジェクトは、奈良文化財研究所の監修のもとで進められ、歴史と文化を新たな視点で楽しむ手段を提供する。

1. XR平城京の概要


『XR平城京』は、奈良市役所の近くに設置された平城京復元模型を基にしたCGデータを活用している。この模型は昭和52年に製作されたもので、今回のプロジェクトでそれをデジタル化。利用者は、特定のアプリを通じて、平城京の壮大な景観をスマートフォンやiPadなどの端末で体験することができる。利用は無償であるため、誰でも気軽に立ち寄って体験できる。

2. 利用方法


利用者はアプリをインストールし、推奨環境で体験を楽しむことができる。具体的には、段差や障害物のない約10メートル四方のスペースを推奨とし、周囲の安全にも注意を払うことが求められている。このXR体験は、あくまで仮想空間内での体験であり、歴史的な学びの場としての位置づけをもつ。

3. 特徴とその魅力


◆ 平城京全体を探検


『XR平城京』の復元範囲は、約8.3km四方、これは東京ドーム1,473個分にも相当する広さだ。利用者は、空からの視点でこの広大な地域を眺めたり、貴族になった気分で宮殿や大寺院を訪れたりしながら自由に探索を楽しむことができる。

◆ 文化財の歴史を深く知る


ユーザーは、展示されている説明板を用いて、大極殿や東大寺・薬師寺といった文化財の詳細な情報を知ることができる。説明板にタップすることで、特定の文化財が光るため、その位置が一目でわかる仕組みになっている。また、リンクボタンをタップすることで、「全国遺跡報告総覧」も参照でき、全国の遺跡調査に関する資料が数万冊閲覧できる。

4. 技術と安全性


今回はAR体験という新しい試みで、単なる観光地訪問とは異なる体験を人々に提供することを目指している。ただし、体験中は周囲の安全に十分注意してほしいという注意事項がある。また、このAR展示は歴史を理解するためのツールであり、必ずしも細部まで完璧に再現されているわけではないため、楽しむ際にはその点にも留意してほしい。

5. お問い合わせ


『XR平城京』に関する質問や不明点がある場合は、奈良文化財研究所文化財情報研究室まで問い合わせることができる。詳細なことを知りたい方には、公式サイトを訪れることをおすすめする。

この『XR平城京』は、現代技術を駆使して古代の奈良を体験できる貴重な機会であり、歴史の面白さを再発見する場となるだろう。古代の都を楽しむこの新しい体験が、利用者にどれだけの感動をもたらすのか楽しみだ。


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