地域事業者の成長を促進するふるさと納税セミナー
2025年2月28日、東京都北区の北とぴあで、東京商工会議所北支部主催の『ふるさと納税返礼品 セミナー&説明会』が開催され、地域の事業者向けにふるさと納税制度の解説と実践的なノウハウが提供されました。このセミナーには、全国約240の自治体のふるさと納税業務を支援するレッドホースコーポレーション株式会社から、商品開発部の部長である工藤達哉氏と新規営業部の部長佐藤泰春氏が登壇し、参加者に熱心にサポートしました。
セミナーの内容と反響
セミナーには、製造業、小売業、卸売業、サービス業、飲食業など多様な分野から、合計23名の会員が参加しました。皆がメモを取りながら熱心に耳を傾ける姿が印象的で、自社の新たな販路を開拓する意欲の高さを窺わせました。
佐藤氏からは、ふるさと納税制度の基本情報や返礼品の出品基準、東京都内の返礼品の最新トレンドが説明されました。特に「体験型」の返礼品が人気であることについての情報は、参加者からの関心を集め、共感の声も聞かれました。
工藤氏は、商品開発や返礼品開発の重要なポイントを解説し、「多くの人々が実際の地元文化を知らない」という視点に共感の声が上がりました。具体的な事例として、同社が手掛けた商品開発の成果を紹介し、地元の文化を発信することが、どのように寄付者の共感を生み出し、地域を元気にするかを分かりやすく説明しました。セミナーの途中では笑いが生まれるなど、和やかな雰囲気の中で進行しました。
セミナーの終了後、参加者からは実際に返礼品を提供するための手続きや、販路についての具体的な相談が寄せられ、ふるさと納税への興味が高まった様子が伺えました。
登壇者の紹介
工藤 達哉(商品開発部 部長)
工藤氏は、道の駅の再生にあたり、プライベートブランド商品を強化し、70種以上の商品を拡充させて黒字転換に成功した経験を持ち、テレビ番組『ガイアの夜明け』にも出演した実績があります。2023年にレッドホースコーポレーションに参加し、全国各地で地方産品の開発に注力しています。
佐藤 泰春(新規営業部 部長)
佐藤氏は、ECコンサルティングの経験を持ち、観光に強い長野エリアや新潟エリアのリーダーとして活躍してきました。現在は新規営業部を担当し、全国の自治体との新たな取り組みに携わっています。
地域創生の未来
ふるさと納税の市場は急速に拡大しており、2023年度には1兆円を超える見込みです。この制度を活用し、地元の特産品や文化を発信する新たな地場産品の開発が進められています。地域が自ら稼げる仕組みを構築することが、自立した地域創生の実現につながると考えています。レッドホースコーポレーションは、今後も事業者とともに地域をより良く育て、盛り上げていくための取り組みを続けていきます。
会社情報
レッドホースコーポレーション株式会社は、東京都墨田区に本社を置き、地域産業支援や活性化事業に専念している企業です。1964年に設立され、自立した地域創生を実現するための活動に力を入れています。詳細は
公式サイトをご覧ください。