神奈川県秦野市で新たな子育て支援のスタイルが実現
神奈川県秦野市において、母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の新たな施策、伴走型相談支援サービスが導入され、10月1日より本格運用がスタートしました。これは、妊娠から育児における各種手続きをデジタル化し、地域の子育て支援をさらに充実させるものです。
デジタル化による子育て支援
秦野市は、妊娠届や妊娠に関するアンケートの提出、そして妊婦支援給付金の申請をすべてアプリを通じて行えるようにすることで、利便性を大幅に向上させました。この動きは、誰もが安心して子どもを育てられる環境づくりの一環として位置づけられています。
2016年には、地域に密着した母子健康アプリ『母子モ』を導入し、電子母子手帳『はだのっこ』として提供を開始しました。このアプリを通じて、妊産婦や子どもの健康データの記録・管理が可能になり、予防接種の予定管理や出産関連の情報提供がされるなど、ユーザーの利便性を高める工夫がなされています。
伴走型相談支援サービスの特徴
新たに導入された伴走型相談支援サービスでは、妊娠届やアンケートの提出がアプリから可能となり、必要な手続きが24時間どこでも行えるようになりました。この施策は、地域社会の中で子育てをするうえでの様々な負担を軽減し、行政側も事務作業の効率化を図る狙いがあります。
利用者は、移動時間や紙面での記入の手間を省くことができ、アプリを通じてリアルタイムで手続きができるメリットがあります。また、自治体の職員も、事前にアンケートの内容をもとにしっかりと準備を行うことができるため、質の高い面談が実現できるでしょう。
今後は、より個別のサポートが可能な仕組みを整えることで、子育て世帯の不安や負担を解消し、安心して利用できる環境を整えていく方針です。
秦野市の子育てにおける新たなビジョン
母子モ株式会社は、2030年を見据え、妊娠から育児期の手続きについて、必要な情報を効率的に届けることを目指しています。これにより、保護者だけでなく、自治体や医療機関の負担も軽減され、地域全体で支え合う子育ての実現を目指しています。
さらに、厚生労働省の乳幼児の定期予防接種予診票のデジタル化に伴った地域実証プロジェクトも行っており、子育て関連事業のデジタル変革が進行中です。
便利なアプリの活用
『母子モ』は、妊産婦や子どもの健康データの管理、予防接種のスケジュール管理、地域の情報提供など、多彩な機能を搭載しています。また、アプリを通じて、育児日記としての『できたよ記念日』なども提供され、非常に便利です。
このような取り組みを通じて、秦野市は「子育てに喜びを感じることのできるまち」を目指し、子育て環境のさらなる充実を図っています。これにより、すべての子どもたちが幸せに成長できる環境づくりが期待されます。