上越市高田の新たな宿泊施設「鈴木旅館」が試泊を開始
新潟県上越市の高田エリアにある「鈴木旅館」が、地域住民を対象にした先行試泊をスタートさせました。この取り組みは、2026年の本格リニューアルオープンに向けて、地域の方々にその魅力を早く体験してもらい、地域との絆を深める目的があります。試泊は2026年2月28日までの期間で実施され、地域の人々にとっての特別な機会となっています。
鈴木旅館の歴史と再生
鈴木旅館は100年以上の歴史を持つ施設で、かつては旅人や行商人の憩いの場として知られていました。廃業から約10年後、2026年1月に再始動を目指し、現在はリノベーションの真っ最中です。「街に出ることで完成する宿泊体験」をコンセプトに、宿泊だけでなくコワーキングスペースや観光案内など、多機能な拠点として生まれ変わります。
試泊実施の背景
今般の試泊企画は、地域の皆様に対する感謝の意味を込めて行われています。このプロジェクトを通じて、鈴木旅館の認知度向上や地域社会とのつながりを深めることを目的としているのです。現在も一部工事中ですが、あえて公にし地域の方々と共にそのプロセスを体験してもらうことで、完成へのワクワク感を共有できればと考えています。
試泊の概要
試泊は2026年1月31日までの期間中に行われ、利用料金は1人あたり3,000円(税込)で、乳幼児や小学生は無料です。対象は上越市高田エリア及び近隣の住民です。予約方法は専用フォームから申し込む形で、チェックイン時間は17:00から19:00まで、チェックアウトは10:00までとなっています。ただし、試泊期間中は通常営業と異なる時間設定ですのでご注意ください。
未来に向けた展望
今回の試泊は、鈴木旅館が目指す「まちとつながる宿泊」を実感していただく貴重な機会です。リノベーション後の鈴木旅館は、宿泊機能に加えてコワーキングスペースや観光案内機能を備え、地域の文化や食を楽しめる場所として、多様なニーズに応える実用的な拠点となる予定です。
地域との協業と発展
鈴木旅館の再生は、上越市のほか、さまざまな事業を展開している大島グループと連携して行われています。国指定の重要文化財「浄興寺」の参道である大門通りの景観改善や、周辺施設の再生にも力を入れています。これにより、鈴木旅館は地域と来訪者を結ぶ「まちのゲート」としての役割を果たし、地域振興の一助となることを目指しています。この取り組みは、多くの人々の関心を集めており、今後ますます注目されることでしょう。
会社情報
「株式会社イノベーションパートナーズ」は地域資源の価値を再発見し、地域創生に特化した事業を展開している企業です。同社は、多様な機能を宿泊施設や公共空間に導入し、持続可能な地域づくりをプロデュースしています。設立は2018年12月で、2023年度には地方創生大臣賞を受賞しています。公式サイトは
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