脱炭素社会実現へ向けた新たな取り組み
株式会社電力シェアリング(東京都品川区、代表取締役社長・酒井直樹)は、地域の脱炭素生産および販売者を支援するため、環境省の「デコ活」プログラムに基づくナッジ実証事業を推進しています。この事業は、地域の農業者や製品販売者と連携し、持続可能な開発を目指すもので、2024年の「環境基本計画」に沿った活動です。
『デコ活』とは
「デコ活」は、「脱炭素(Decarbonization)」と「エコ(Eco)」を組み合わせた新たな国民運動の愛称です。政府は、この運動を通じて環境に配慮した価値観の普及を推進し、質の高い製品やサービスに対する消費者の関心を高めることを目指しています。こうして、消費者のライフスタイルの変革を図るとともに、地域コミュニティの課題解決力を向上させることが求められています。
募集の背景
この度、電力シェアリングは、ナッジ実証事業に参加する自治体や農林水産業、加工品の生産・流通・販売に携わる事業者を広く募集します。これは、地域支援型農業(CSA)をGX時代に合わせてアップデートし、脱炭素野菜や規格外果実を使用した加工品の生産・販売を促進する試みです。これをクラウドファンディングやサブスクリプション(サブスク)モデルを通じて消費者へ継続的に支援してもらう構造を設計しています。
CSA(地域支援型農業)詳細
CSAとは、地域の農業を消費者が支援する仕組みです。1980年代にアメリカで始まり、現在では欧米やアジア各国に広がる注目のモデルです。消費者が農家とリスクを分かち合いながら、共に農業を支援することで、地域の生産者に新たな価値を提供します。例えば、東京都瑞穂町に位置する「きりり農園」では、サポーター会員が年額で出資し、獲れた野菜を受け取ります。規格外の野菜も有効活用されるなど、従来の農業モデルを超えた新たな形が展開されています。
新たな取り組みと成果
環境省の支援を受け、脱炭素野菜の生産実験が行われ、太陽光パネルと蓄電池を活用したCO₂ゼロの実現を目指しています。この仕組みは小規模農業でも実現可能で、消費者と生産者のより良い関係を構築できることが verifiedされました。さらに、「ゼロベジ™」というブランドを通じて、共通の価値観のもと消費者の参加を促す活動も進めています。
参加を呼びかけ
脱炭素社会の実現に向け、地域社会と連携した持続可能な農業の仕組みの確立を目指している「デコ活」。この取り組みに賛同し、参加を希望する自治体や事業者は、電力シェアリングのウェブサイトにて問い合わせください。参加には一定の条件があり、全ての問い合わせには返答できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
地域と共生しながら、未来のために持続可能なライフスタイルを創り出す「デコ活」の活動にご注目ください!