WordPressサイトの更新状況の実態
IT企業株式会社ロケッタが発表したデータによると、診断されたWordPressサイトの5件に1件が10年以上前のコンポーネントを使用しています。この事実は、ウェブサイトの安全性に対する新たな警鐘を鳴らしており、特にサイト運営者は注意が必要です。また、最近1か月の間にWordPress本体は3回にわたり緊急セキュリティ修正を実施しており、これに伴い、PatchOnは新しい「WordPress年式診断」を提供開始しました。
調査結果の概要
株式会社ロケッタは、2026年7月に無料ツール「wp2shell 影響チェック」を公開しました。このツールは、WordPressサイトの診断を行い、特定の脆弱性の有無を確認するもので、診断数は8月15日までに3,821件に達しました。その結果、診断されたサイトに関して、年式(最も古い部品のリリース年)の判定が可能な2,155サイトをもとにした統計が取られました。以下は診断結果の内訳です。
- - 最新と判定されたのは、32%
- - 半数は3年以上前
- - 5件に1件は10年以上前
このことから、WordPressの更新が止まっているサイトが多く存在することが浮き彫りになりました。特に、10年以上前のコンポーネントを使用しているサイトは、脆弱性の影響に非常に晒されやすい状況です。
WordPressの緊急セキュリティ修正
今月、WordPress本体は少なくとも3件の緊急セキュリティ修正を行いました。
- - 7月17日: 7.0.2(緊急脆弱性「wp2shell」の修正)
- - 8月6日: 7.0.3(12件の脆弱性修正、特に深刻なXSS「XSS2Shell」)
- - 8月12日: 7.0.4(CVE-2026-65640の修正)
これらの修正は夏季休暇シーズンに行われたため、多くのサイト運営者が見落としてしまう可能性があります。このような背景には、AI技術の進化が影響を及ぼしています。実際、最近の脆弱性の発見は、AIを活用したペンテストサービス「pwn.ai」によるものが多く、修正公開が迅速化している傾向があります。
修正が出るまでの時間を縮めるためには、運営者がその情報に気づく速さが重要になりつつあります。
新たな「WordPress年式診断」の提供
「WordPress年式診断」は、URLを入力するだけで簡単に診断ができる無料サービスです。以下は、その手順です:
1. サイトのURLを入力
2. 「無料で診断する」をクリック
3. 結果が10秒以内に表示され、年式と部品ごとの更新状況を確認できます。
この診断は、ユーザーが自分のサイトの状況を把握するのに役立ち、非常に簡単に利用することができます。診断結果には、最新の緊急セキュリティ修正が適用されているかも示され、全工程が安全に行われます。
緊急更新の見守りサービス
PatchOnでは、次のメジャーバージョンWordPress 7.1の公開を控え、重大な緊急更新が出た場合にメールでお知らせする「緊急更新の見守り」サービスも提供します。これにより、サイト運営者は重要な修正にすぐに対応できるようになります。
代表のコメント
株式会社ロケッタの代表取締役、清水風音氏は、「サイトの更新が止まっている部品が多く見つかる実態を受け、まずは簡単にできる10秒の診断を試してほしい」と述べています。ウェブサイトの安全性を確保するためには、更新が行き届くことが不可欠です。
現在、PatchOnでは無料プランも提供しており、月に一度の更新が行えるシステムがあります。さらに、有料プランではより頻繁に、更新を管理することも可能です。一歩先を行く安全なWordPressサイトを構築しましょう。