名探偵の有害性
2024-08-30 13:13:47

桜庭一樹の新作『名探偵の有害性』が8月30日に発売、過去の推理を巡る旅とは?

名探偵の再会と告発



桜庭一樹による新作『名探偵の有害性』が2023年8月30日に出版されます。本書は著者の代表作《GOSICK》や『赤朽葉家の伝説』に続く新たなミステリ・エンタテインメントであり、東京創元社の文芸誌『紙魚の手帖』にて連載された作品です。物語は、かつて名探偵として人々を魅了した五狐焚風と、その助手である鳴宮夕暮の再会から始まります。

突如として訪れた過去の再訪


かつての名探偵と助手が20年ぶりに再会する場は、夕暮が営む小さな喫茶店「おいでぃぷす」。愛着のある場所でもあったこの喫茶店で、二人は思わぬ運命の兆しを感じ取ります。次の日、人気の動画サイトにて、五狐焚風を標的とした「告発動画」が公開され、その内容は衝撃的でした。動画の中で告発者は、名探偵として過ごした日々の“有害性”を訴え、特に五狐焚風を非難しています。

新たな旅の始まり


この告発は過去を振り返るきっかけとなり、五狐焚風と鳴宮夕暮の二人は自らの過去を再確認するための旅に出る決意をしました。彼らが過去に抱えた問題や事件をあらためて見直し、過去の推理を検証しながら新たな真実を追求していく様子は、一層の緊張感と期待を生み出します。

書店員の絶賛


本書を一足早く読んだ書店員たちからは、早くも高評価の声が上がっています。「桜庭一樹の作風に新たな切り口が加わっている」との意見が多く寄せられ、期待の高まりを実感させます。名探偵を題材にした物語でありながら、現代社会の風刺とも言えるテーマが盛り込まれているため、多くの人々に共感を呼ぶことでしょう。

書誌情報


本書の書誌情報は以下の通りです。判型は四六判で、ページ数は398ページ、ISBNは978-4-488-02909-8、定価は税込みで1,980円です。また、表紙装画はオオタガキフミによって手がけられ、装幀には岩郷重力 + K.Kが関わっています。

名探偵の有害性とは


名探偵の時代、彼らは難事件を解決し、警察やマスコミの影響を受けずに理論を駆使して謎を解く存在でした。しかし、近年ではその存在感は薄れ、忘れられつつあります。令和の時代に突如として現れた告発動画が、その名探偵たちの存在を問い直すきっかけとなったのです。

著者プロフィール


桜庭一樹は1999年にデビューし、以降多くの作品を発表してきました。特に《GOSICK》シリーズは大きな成功を収め、直木賞を受賞した実績もあります。彼の著作はミステリだけでなく、多様なジャンルにわたり、多くの読者に愛され続けています。

桜庭一樹の新たな挑戦が期待される『名探偵の有害性』。8月30日の発売をぜひお楽しみに!


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会社情報

会社名
株式会社 東京創元社
住所
東京都新宿区新小川町1-5
電話番号
03-3268-8201

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