シェルパ・アンド・カンパニーの新たな舵取り
シェルパ・アンド・カンパニーが、経営体制の強化に向けて新たに中久保菜穂氏を取締役CSuO(Chief Sustainability Officer)として迎えることを発表しました。中久保氏は、これまでCEIO(Chief ESG Innovation Officer)として活躍しており、この新任により企業におけるサステナビリティ活動の推進を一層強化することが期待されています。
企業の成長と新たな挑戦
シェルパは、利益とサステナビリティの融合を目指すビジョンの下、大企業向けにESG情報の開示を支援するクラウドサービス「SmartESG」を展開しています。2022年11月の正式サービス開始以降、急速に導入が進んでおり、2024年初めにはその総時価総額が100兆円を超える見込みです。企業理念の刷新を前に、中久保氏の役割は重要性を増しています。
彼女はESGプロダクトの質を担保し、同時にその高度化にも力を尽くしており、今後はプロダクトの進化を加速させつつ、社員が働きやすい環境作りにも注力するとのことです。
中久保菜穂のプロフィール
中久保氏は、S&PグローバルにてESGソリューションの日本ヘッドを歴任し、2023年7月からシェルパに加わりました。彼女の経歴には、英国のESG評価機関Vigeo Eirisでの経験やデロイトにおけるESGコンサルティングが含まれており、幅広い知識と実績を持っています。また、大学での講義やESGに関する執筆も多く手掛けており、京都大学法学士およびロンドン大学法学修士の学位を有しています。
新体制への期待
中久保氏自身もこの任命について、「シェルパにはESG・サステナビリティの課題を解決し、持続可能な未来を実現できる力があると信じ、これからもその方向に進む。」とコメントしています。特に未だ確立されていない分野であるサステナビリティ経営において、企業と研究機関の連携を深め、ESGデータの活用を最大限に引き出すことを使命としています。
シェルパは、今後も先端技術と専門知識を駆使して、企業のサステナビリティ経営を支援し、その成長を後押しすることを目指しています。
会社概要
シェルパは2019年に設立され、現在は東京都品川区に本社を置き、ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」やメディア「ESG Journal Japan」の運営を行っています。彼らのコーポレートサイトや採用サイトも充実しており、今後の成長が期待されます。シェルパの新たな動きに注目が集まる中、企業のサステナビリティへの取り組みがどのように進化していくのか、大いに期待したいところです。