あさげ50周年を迎え、新しい試み
株式会社永谷園は、当社の主力商品である「あさげシリーズ」のパッケージデザインを刷新することを発表しました。このリニューアルは2025年4月以降、随時実施される予定です。「あさげ」シリーズは、1974年に誕生し、今や日本のインスタントみそ汁の象徴となりました。その味わいと品質は、長年多くの支持を受け続けています。
あさげの歴史
みそ汁のインスタント化がスタートしたのは1970年代、当時は低価格の商品が多く、味のクオリティは低いとの印象が強かった時代でした。そんな中、永谷園は「手作りに負けないおいしいみそ汁」を目指し、厳選された味噌やこだわりの材を使用したフリーズドライ製法を導入しました。その結果、1974年の発売から瞬く間に市場での地位を確立していきました。
「あさげ」は、当初の価格が1食10円の時代に、40円という高価格にもかかわらず、そのおいしさから大ヒット商品となりました。1975年に続けて白みその「ゆうげ」、1976年には赤だしの「ひるげ」を発売し、ますます愛されるようになりました。さらに1985年には生タイプ、1988年にはカップタイプの「あさげ」も登場し、お客様のニーズに応え続けてきました。
新デザインの特長
今回のリニューアルは、「あさげ」らしさを残しつつも、より高級感と存在感のあるデザインを目指しています。具体的には、発売当初から使われている筆文字と、緑の色玉をパッケージに残します。色数を減らし、シンプルで気品あふれる仕上がりとすることで、遠くからでも目を引くデザインに仕上がります。
また、シリーズの違い(合わせみそ、白みそ、赤だし)を分かりやすく伝えるために、パッケージの表記は大きくし、消費者が選びやすい工夫もされています。これは、新規のお客様の獲得を狙ったものでもあり、長年のファンにも喜ばれる変化です。
マーケティング担当者のコメント
新海裕子氏(永谷園マーケティング本部)は、長い間愛されてきたデザインの刷新に関わり深い誇りを感じています。「この新デザインが『あさげ』の優れた魅力を引き出し、より多くの方に愛される商品となることを心から願っています」とコメントしています。そんな彼女の思いも込められた新パッケージは、今後の「あさげ」の持つ新しい魅力を引き出してくれるに違いありません。
まとめ
「あさげ」は、これまでの歴史を踏まえながら、次の50年も愛される商品を目指しています。安定した品質とともに、新たなデザインで消費者に新しい楽しみを提供していくことは、永谷園の今後の挑戦です。これからも「あさげ」とともに、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。