アップサイクルビール「梅田木立」が大阪梅田ツインタワーズで提供開始！

アップサイクルビール「梅田木立」の魅力に迫る

最近、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが注目されています。そんな中、大阪梅田にある複合高層ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」では、ユニークなアップサイクルビール「梅田木立」が誕生しました。このビールは、コーヒー抽出後の豆かすを再利用して作られたクラフトビールです。本記事では、その詳細や背景に迫ります。

梅田木立の誕生

「梅田木立」は、阪急阪神不動産株式会社、CRUST JAPAN株式会社、日本ビジネスシステムズ株式会社、そして学校法人瓜生山学園京都芸術大学の4社のコラボレーションによって生まれました。このプロジェクトの主な目的は、食料廃棄物を削減し、資源の循環を図ることです。

特に注目すべきは、コーヒー抽出後に残る豆かす。通常であれば廃棄されてしまうこの資源を利用してクラフトビールが醸造されることになりました。この取り組みは、持続可能な開発目標（SDGs）の達成にも寄与しており、特に目標12「つくる責任つかう責任」を中心に、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気候変動に具体的な対策を」といった目標との連携が期待されています。

提供について

クラフトビール「梅田木立」は、2023年11月5日から、大阪梅田ツインタワーズ・サウス内に位置する従業員専用レストランおよびバーで提供される予定です。提供価格は850円（税込）で、330ml瓶に梳かれ、アルコール度数は4.5％という軽やかな飲み口が特徴です。大人にとってちょうど良い楽しみ方ができる一杯となります。

各社の役割

このプロジェクトを実現するために、各社がそれぞれの強みを活かして協力しました。

- 阪急阪神不動産株式会社は、プロジェクトの総括とオフィスビルの管理運営を担当。入居企業の従業員専用の健康的な環境を提供し、その中で「梅田木立」を提供する場を設けました。

- CRUST JAPAN株式会社は、主に廃棄予定の素材を利用したクラフトビールの開発に特化しており、コーヒーの豆かすを巧みに利用した技術を導入して、クオリティの高いビールを実現しました。

- 日本ビジネスシステムズ株式会社は、自社の社員食堂において、残ったコーヒー豆かすを収集し、ビール製造に必要な素材として提供を行いました。

- 学校法人瓜生山学園京都芸術大学からは、若いデザイナーたちがビールのパッケージデザインのコンペティションを通じて参画。その成果として、梅田木立に合う魅力的なロゴやデザインが採用されています。

みんなの力で

このように、各社がそれぞれの専門性を発揮することで、クラフトビール「梅田木立」が誕生しました。このプロジェクトは、働く人々に新たなコミュニケーションの場を提供し、職場環境の向上にも寄与します。また、この活動を通じて、SDGsの達成に向かう企業文化が育まれ、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」内でのより良い生活の実現へとつながるかもしれません。