未来を紡ぐ足利銘仙の魅力実感！栃木トヨタ新・足利店オープン

栃木トヨタ新・足利店に見る足利銘仙の新たな挑戦

栃木トヨタ自動車株式会社がこの冬、足利に新しいショールームをオープンします。その名も「足利店」。この店の特筆すべき点は、地域に根ざした伝統である足利銘仙をインテリアデザインに取り入れることです。これは、地域の魅力を再発見し、次世代に伝えていこうという栃木トヨタの真摯な取り組みの一環です。

新たに移転する足利店の内装には、足利市の伝統織物である足利銘仙が施されます。これは単なる装飾ではなく、地元の産業再生を促す目的も含まれています。ガチャマンラボ株式会社と鶴貝捺染工業有限会社という地元企業が協力し、足利銘仙を洋服地として再生し、世界的なデザイナーとのコラボレーションに成功。特に、パリコレでの評価を受け、国際的なファッション界においても注目されています。

このプロジェクトは、足利銘仙が洋服地としてだけではなく、室内装飾に活用される初めての試みです。デザイン面においても、ショールームの雰囲気に相応しいオリジナルの作品が作られています。特に、線や円を豊富に使い、「人とクルマと地域の交わり」をテーマにした作品に仕上げられました。足利銘仙ならではの技術が生かされ、多彩な輝きが楽しめるインテリアとなっています。

また、このプロジェクトの核となる「糸染め」の工程についても、一般に公開されることが決まりました。糸を染めるという行程は、足利銘仙の制作におけるハイライトとも言える大切な部分であり、その技術を間近で見ることができる貴重な機会です。糸染め作業は2023年10月25日（金）の午前9時から11時まで、鶴貝捺染工業有限会社にて行われます。

このイベントを通じて、足利銘仙の持つ魅力をより多くの人々に伝えることができればと考えています。地元の人々が長い歴史を擁する足利銘仙を誇りに思い、未来に向けて繋いでいく機会が増えることが期待されます。地域の伝統が形を変えて繁栄する様子を身近に感じられる新しいこれからのスタイル、ぜひご覧いただきたいと思います。

栃木トヨタの地域貢献への思い

栃木トヨタ自動車は、栃木県内に約30店舗を展開し、地域の皆さんに支えられて活動してきました。2026年には創立80周年という記念すべき節目を迎えます。スローガン「とちぎの未来へ、あなたとともに。」のもと、地域に根差したさまざまな活動にも力を入れており、地元の皆さんとの絆を大切にしています。

足利市の新たなランドマークとなる足利店、そしてその中に息づく足利銘仙の魅力をぜひ体感しに来てください。地域の伝統を未来へ残す、この取り組みがどのように発展していくのか、期待が高まります。