健康寿命を延ばそう
2025-10-25 09:19:21

健康寿命を延ばす「歩く」ことの重要性を学ぶイベント開催

健康長寿イベント ~映画上映&ウェルビーイング・トークショーの開催~



2025年10月11日、東京都足立区の竹の塚地域学習センターが、地域の健康促進を目的としたユニークなイベントの場となりました。この日はドキュメンタリー映画『Dr.カキゾエ 歩く処方箋』の上映と、ウェルビーイング・トークショーが行われ、多くの参加者が集まりました。

本イベントは、地域住民の健康寿命延伸を目指すもので、雨天にも関わらず161名が参加。地域全体で健康長寿への意識を高める貴重な機会となりました。開催序盤では、トークセッションが行われ、様々な専門家が「歩くこと」の意義について意見を交わしました。

トークセッションの内容



このトークセッションには、映画の主演である垣添忠生先生(日本対がん協会会長)が登壇し、さらに運動生理学の専門家・佐々木一茂先生、ウォーキング講師の田中貴恵さん、俳人の堀田季何氏が参加しました。彼らはそれぞれの立場から、心身の健康や生活の質(QOL)への「歩くこと」の影響について語り、参加者たちは熱心に耳を傾けました。特に「歩くこと」が持つ美容と健康への効果、本来の豊かな人生を育むために歩くことの重要性が強調されました。

映画『Dr.カキゾエ 歩く処方箋』とは



映画『Dr.カキゾエ 歩く処方箋』は、82歳の垣添先生がみちのく潮風トレイルを踏破する姿を追った記録映像です。彼の旅は、がんサバイバーの支援や震災の影響を受けた人々への寄り添いの意志が込められています。道中の自然と人々との出会いが、人生における希望を与える様子が描かれており、観客はその力強いメッセージに感動しました。

上映後には拍手が沸き起こり、参加者からは「歩くことの重要性を再認識した」「日常に歩くことを取り入れたい」との声が多数寄せられました。これは、地域の住民が健康づくりに心掛ける動機付けにも繋がりました。

イベントの主催と協力



このイベントは、一般社団法人アジアがんフォーラムが主催し、足立区竹の塚地域学習センターおよび東京大学スポーツ先端科学連携研究機構が共催しました。公益財団法人日本対がん協会の後援も受け、多くの団体や企業が協力して実施されました。

地域全体で健康づくりに取り組むモデルケースとして、今後の展開にも期待が持たれています。

今後の展開



アジアがんフォーラムは、この「歩くこと」をテーマにしたイベントを全国各地に広げる計画を進めています。すでに他の地域でも同様のトークショーや映画上映会が好評を博しており、今後は岐阜県でも開催が予定されています。市民が健康に向けて一歩を踏み出すことを後押しするイベントに、さらなる期待が寄せられています。

参加者の声



垣添忠生氏は「多くの方々にご来場いただき、歩くことの力を直接お伝えできたことが嬉しいです。歩くことは、すべての人に身近で実践可能な『処方箋』です」と、イベントの成功に対する喜びを表しました。また、一般社団法人アジアがんフォーラムの河原ノリエ氏も「地域の健康長寿を支えることは、私たちの重要な使命です。この活動を通じて、健やかに100年生きる社会の実現へ向けて尽力していきたい」と語り、今後の取り組みへの意欲を示しました。

このように、地域の健康意識を高めるための取り組みは、参加者からの熱い支持を受けており、引き続き多くの人々の健康を支える活動が期待されています。


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会社情報

会社名
一般社団法人アジアがんフォーラム
住所
東京都世田谷区下馬6丁目47−15
電話番号

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