デジタルネイティブ世代の履歴書代わり「Joinny」の全貌
近年、デジタルネイティブ世代は早くから社会に関わり、自らの能力を発揮する場を求めています。彼らはスマホアプリを開発し、自らのアイデアをクラウドファンディングで資金調達したり、SNSを通じて様々なプロジェクトを実現しています。このような活動を記録するプラットフォームとして登場したのが「Joinny」です。
Joinnyの目的
Joinnyは、デジタルネイティブ世代が持つ多様な経験や能力を一元的に示すことができるオンラインポートフォリオです。これにより、学生は自分の「社会参加ログ」を発信しつつ、履歴書代わりに活用することができます。現在、Joinnyには約550人の学生が登録し、個性的な履歴書を作成しています。12個の項目を通じて、自身のスキルや経験を簡潔に表現できます。
企業のニーズとその解決策
企業側は、新卒のダイレクトリクルーティングに取り組んでいますが、求める人物像を持つ学生の発見が難しくなっています。従来のエントリーシートでは応募者の真の価値観や可能性を計ることが難しく、そのためFacebookなどのSNSに頼る傾向も強いです。Joinnyはこうした問題を解決するために、学生の魅力を他者からの紹介や証明書によって引き出す仕組みを導入しています。
ソーシャルオーソライズの手法
Joinnyでは、他者が証明を付与することで、学生の価値を顕在化させることを目指します。また、Joinnyエージェントやリクルーターによるオープンクエスチョン(ASKME)機能を利用することで、企業は多面的な学生像を把握しやすくなります。この機能により、若者たちの潜在能力や個性がよりクリアに伝わります。
参加者の多様性
このアプリには、高校生エンジニアや副業エンジニアといった多様なバックグラウンドを持つ開発者が関与しています。また、教育現場からも大学の教員などが出資者として参加しており、Joinnyの発展を支えています。これにより、組織の枠を超えて個々の才能が活かされる社会の構築を目指します。
結論
Joinnyは、デジタルネイティブ世代が持つ新しい可能性を引き出すための重要なツールとなるでしょう。高校生や高専生の活動を可視化し、企業にとっても価値のある人材を見つける手助けをします。興味のある方は、現在完全招待制ですが、トップページからの「招待URLの発行」が可能です。
Joinnyの詳細は公式サイトでご確認ください:
Joinny