大建工業が新たに「SuMPO EPD」を取得
大建工業株式会社(所在地:大阪市北区)は、環境製品宣言ラベル「SuMPO EPD」の取得を発表しました。この認証は、同社の主力床材を含む8製品に対して行われた初の第三者検証を経て得られたものです。SuMPO EPDは、原材料調達から製造、物流、使用、廃棄、リサイクルまでの製品ライフサイクル全体を考慮した環境情報を定量的に示す制度であり、顧客はこの情報をもとに製品の環境負荷を客観的に評価できるようになります。
取り組み背景
大建工業は2021年10月に「DAIKEN地球環境ビジョン2050」を策定し、「資源循環の推進」、「気候変動の緩和」、「自然との共生」という3つの重点方針のもと、環境課題に取り組んでいます。その一環として、2024年3月からは特定製品の炭素貯蔵量を公開し、製品の環境貢献度を視覚的に示す計画です。
また、同社は今年6月に植物由来の原料を使用したWPC床材『バイオリーフ』シリーズを発売し、石油由来材料を約10%削減した環境負荷低減にも努めています。近年、カーボンニュートラルの推進や建材における環境情報開示のニーズが高まる中、大建工業はこれらの要望に応えるため、床材主力製品について信頼性の高い「SuMPO EPD」を取得しました。
取得製品のラインナップ
「SuMPO EPD」を取得した製品には以下のような多様な床材があります:
- 土足対応WPC床材『コミュニケーションタフⅡ DW/FW』(捨張工法 12mm厚)
- 土足対応WPC防音床材『コミュニケーションタフ防音Ⅱ DW/FW』(直張工法 15.5㎜・16.5mm厚)
- デザインタフアート、デザインタフジオラ
- 特殊加工化粧シート床材『トリニティ』
- ハピアフロアシリーズ
これらの製品は公共・商業施設や一般住宅において幅広く利用されており、SuMPO EPD登録製品としての環境情報を定量的に公開することで、顧客が環境問題に取り組む際の参考になると考えています。
今後の展望
大建工業は今後も、社会における課題を解決するための製品開発に努める予定です。また、製品の環境負荷に関する適切な情報の開示を進めることで、持続可能な社会の実現に寄与していく方針です。今回の「SuMPO EPD」取得は、その第一歩に過ぎません。顧客のニーズに応える製品提供を通じて、環境問題への意識を高めることを目指しています。
参考情報
- - 大建工業公式サイトのEPD取得製品情報: Daiken
- - SuMPO環境ラベルプログラム会社製品掲載ページ: SuMPO
- - SuMPO EPD公式ページ: EPD公式