長崎グラバー園が50周年を迎え、新たな光の演出を実施
長崎の歴史的な観光名所であるグラバー園が、開園から50周年を迎え、特別な夜間イベント「明治夜宴」が2024年7月20日から開催中です。このイベントでは、パナソニックが手掛ける街演出クラウド「YOI-en」を用いて、美しいライトアップが施され、訪れる人々を非日常な世界へと誘います。
光と映像、音楽が調和するアートイベント
「明治夜宴」は、長崎を舞台にしたオペラ「マダム・バタフライ」をテーマに設定されており、光、映像、音楽、さらにはグルメな要素を融合させたアートイベントです。このユニークな試みは、旧グラバー住宅やその周辺を美しく照らし出し、来場者に異国情緒あふれるジャポニズムの世界観を体験させます。特に注目すべきは、「ある晴れた日に」という楽曲をアレンジしたBGMに合わせて展開される美しいライトアップショー。その演出は、まるでオペラの物語を感じさせるかのようです。
新たな体験型コンテンツ「YOI-iro」
2024年9月4日からは、来場者自身が参加できる体験型コンテンツ「YOI-iro」も追加される予定です。この新機能では、来場者のスマートフォンから光の色を自由に変更することができ、灯りの演出を楽しむことができます。自身で操作することで、色とりどりの「蝶」が現れ、旧グラバー住宅が一層美しく彩られることでしょう。このような体験型コンテンツが世界遺産で展開されることは初めての試みです。
「YOI-en」の背景と特徴について
「YOI-en」は、照明を用いて街の演出を行うソリューションです。インターネットを介し、PCからコントロールできるため、遠く離れた場所からでも照明演出を統括することが可能です。この技術は、「宵(よい)」と「縁(えん)」を掛け合わせた名称に込められた願いでもあり、街の明かりがクラウドでつながり、人々に良いご縁を生むことを目指しています。
グラバー園50周年記念イベントについて
「明治夜宴」は、二つの期間にわたり、異なる開園時間で楽しむことができます。2024年7月20日から10月9日までは、毎日8時から21時30分まで開園し、夜間の点灯は19時から始まります。その後、2024年10月10日から2025年3月31日までの期間も同様に夜の美しさを楽しむことができます。
来場者の皆さんには、光と音楽に包まれたこの特別な空間を楽しみながら、長崎グラバー園の魅力を再発見する機会を提供します。
まとめ
長崎グラバー園の50周年記念イベント「明治夜宴」は、ただのライトアップイベントではなく、光を通じた新しい体験を提供してくれる特別な時間です。ぜひこの機会に、グラバー園での美しい夜を体験してみてはいかがでしょうか。