徳之島での再生可能エネルギー発電所の設立
世界自然遺産に認定されている徳之島は、その美しい自然環境を保護しつつ、新たに再生可能エネルギー自社発電所の建設計画を進めています。当社は、SDGsの目標達成と脱炭素化に積極的に取り組んでおり、すでに羽村バイオガス発電所(東京都羽村市)や自社風力発電所を所有しています。
現在のエネルギー供給状況
徳之島では、電力の大部分が火力発電所から供給されていますが、これに変わるクリーンエネルギーの導入が求められています。環境保護を重視する中で、地域資源を利用した循環型社会の構築が急務です。牛糞やバガス(サトウキビの搾りかす)などの豊富な有機資源を活用し、バイオガス発電所の建設を計画しています。
新たなバイオガス発電所計画
2022年10月28日には、世界自然遺産徳之島SDGsプロジェクトチームが設立され、地域住民や自治体と共にプロジェクトの進行を目指しています。このプロジェクトチームの顧問には中塚一宏元内閣府副大臣が就任しており、地域の合意を得ながら進めています。バイオガス発電所の建設により、地域の脱炭素化社会の実現に貢献することが期待されています。
発電所の概要
バイオガス発電所
- - 名称: 羽村バイオガス発電所
- - 所在地: 東京都羽村市緑ヶ丘
- - 発電機出力: 1,100kW
- - 発電量: 約850万kWh/年
風力発電所
- - 名称: 愛媛県西宇和郡ウィンドファーム
- - 所在地: 愛媛県西宇和郡伊方町
- - 発電機出力: 19.8kW/基
- - 発電量: 年間約90,000kWh/基
地域の未来に向けて
新しい発電所の建設計画は、徳之島の地域経済にもプラスの影響を与えると考えられています。発電所の運営によって地域内に新たな雇用が生まれ、持続可能な観光業や農業の発展にも寄与するでしょう。また、地元住民との連携を強化し、情報を共有しながらプロジェクトを推進していく姿勢を持つことが、地域の理解を深める鍵となります。
さらに、当社は発電所建設の進捗状況について、戦略的IR室から随時発表を予定しています。地域の皆様にとっても、このプロジェクトがどのように進んでいるのかを知ることは重要です。これからも持続可能なエネルギーの供給と環境保全を両立させた取り組みを続けてまいります。