WHILL社が目指す多様性のある共創空間
WHILL株式会社(本社:東京都品川区)は、2025年3月10日より日本最大のオープンイノベーション拠点"STATION Ai"にて、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」を導入することを発表しました。この取り組みは、障害の有無や年齢、国籍に関係なく、個々の特性を活かし合い、共に創造する職場環境の実現を目指しています。
「ウィルWEEK」の開催
この導入を記念し、WHILL社は3月10日から14日までの5日間を"ウィルWEEK"とし、入居者参加型の取り組みを行います。「ウィルWEEK」では、実際にWHILLに乗って交流できる体験や、未来の職場環境についてのトークセッションが行われ、参加者は新たな視点を発見することが期待されています。
未来への対応
少子高齢化が進む日本では、労働力人口の減少が予想されています。これに伴い、育児・介護休業法などの改正が予定され、多様な人材が活躍できる職場環境を整える必要性が高まっています。WHILL社は、これを受け、特にデザイン性と操作性に優れた近距離モビリティを通じて、イノベーションの促進や、安心して働ける職場環境の構築に向けて、具体的な取り組みを進めています。
コミュニケーションの促進
ウィルWEEKでは、新しく6台のウィルがSTATION Aiにて導入され、参加者はウィルに乗りながら気軽にコミュニケーションを図ることができます。色違いのウィルに乗ることで、自己紹介やコーヒーブレイクが促進され、自然な交流を生む工夫がなされています。
トークセッションの開催
ウィルWEEK最終日には、WHILL社とアート/インテリアを手掛ける企業によるトークセッションが行われ、未来の職場環境に必要な要素について意見が交わされます。登壇者にはWHILL社の池田朋宏氏や、ヘラルボニーの亀山紘治氏、オリバーの各担当者が参加し、それぞれの専門分野からの視点でディスカッションを行います。
WHILLの特徴
WHILLは、歩道を安心して走行できる4輪モビリティです。その特徴は、小回り性や段差を乗り越える能力、そしてデザイン性にあります。これにより、オフィス内のみならず、公共空間でも共生が可能です。WHILL社は、こうしたモビリティを通じて、すべての人が快適に移動できる社会の実現を目指しています。
STATION Aiとは
2018年に設立されたSTATION Aiは、名古屋を中心に日本最大規模のオープンイノベーション拠点です。この場所では、スタートアップの育成や、企業間の交流を促進するための多様な支援サービスが提供されています。オープンイノベーションを活性化させるために、入居者同士が自由にコミュニケーションを図れる環境が整えられています。
WHILL社は、こうした環境での取り組みを通じて、様々な人々がともに働き、創造することができる未来の職場を実現していきます。近距離モビリティの導入を通じて、さらなる多様性と共創を促進する場として、STATION Aiはますます注目を集めています。