新AIサービス発表
2024-08-02 12:42:35

SalesforceとWorkdayが連携し新たなAI従業員サービスを発表

SalesforceとWorkdayが発表した新しいAIサービス



2024年7月24日、米国のSalesforceとWorkdayは、従業員向けの新しいAIサービスエージェントを発表しました。この新たなパートナーシップにより、企業は従業員のオンボーディングや健康関連の福利厚生、キャリア開発といったサービスを、パーソナライズされたAIアシスタントを通じて提供できるようになります。

1. なぜこのパートナーシップが重要なのか?


この提携により、Workdayの人事および財務データとSalesforceのCRMデータが統合され、共有データ基盤が構築されることとなります。このことは、企業が生産性を高め、コストを削減し、従業員エクスペリエンスを向上させるための新しいAIを活用した事例を実現するために不可欠です。

Salesforceの新しい特殊なエージェントプラットフォーム「Agentforce Platform」と「Einstein AI」がWorkdayプラットフォームや「Workday AI」と組み合わさることで、企業は多様な従業員向けサービスを支えるエージェントを構築し、適切に管理することが可能になります。このAIエージェントは、ビジネス全体で従業員と顧客の成功を促進するために、人間のスキルを補完し、協力し合うことを目的としています。

2. 技術的な背景と実際の効果


新しいAIエージェントは、大規模言語モデル(LLM)を用いることで、自然言語による会話が可能です。これにより、従業員はSalesforce、Slack、Workdayのプラットフォーム上から即座にサポートを受けられるようになります。このエージェントは従業員のリクエストを理解し、統合されたデータソースから情報を引き出して、効率的に解決へと導きます。

特に、業務の迅速化が求められる中で、使い勝手のいいセルフサービスHR機能が大きなメリットとなり、有給休暇や福利厚生、さらには社内規定についての質問もAIが即座に対応します。また、新入社員のオンボーディングプロセスをスムーズに進行させることで、適切なトレーニングやファシリテーションも実施されます。

3. ビジネスにもたらす利点


この新しいサービスは、企業にとっても大きなメリットをもたらします。SalesforceとWorkdayが統合することで、人事データ、財務データ、業務データが一元化され、よりインテリジェントな労働力を構築しやすくなるのです。これにより、精密なワークフォースプランニングや財務計画が可能になり、全体的なビジネスの効率性が向上します。

例えば、WorkdayはSalesforceとの提携を通じて、リアルタイムでのデータを元にした需要動向やキャパシティプランニングが可能となるでしょう。また、過去の活動履歴を基にした営業支援も実現できます。これによって、企業はこれまで以上に効果的な戦略を打ち出すことができます。

4. 未来の展望


WorkdayのCEO、カール・エッシェンバック氏は「SalesforceとWorkdayの連携が、従業員のエクスペリエンスを向上させる」と期待を寄せています。AIを活用したソリューションの進化は、企業や従業員が求める柔軟性や効率性を高め、全体の業務プロセスを変革していくことでしょう。

このパートナーシップは、今後のビジネスの働き方や企業文化に大きな影響を与えると同時に、生成AIを活用した新しい可能性を切り拓くことが期待されています。


画像1

会社情報

会社名
ワークデイ株式会社
住所
東京都港区六本木六本木ヒルズ森タワー20階
電話番号
03-4572-1200

関連リンク

サードペディア百科事典: Salesforce AIサービス Workday

Wiki3: Salesforce AIサービス Workday

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。