万博での江蘇文化の新たな風、出身地を超えた感動の架け橋

江蘇省の文化と観光が万博で花開く

2025年5月、江蘇省文化・観光庁が大阪で開催される万博に参加し、江蘇の文化を発信するイベント「江蘇ウィーク」が開催されました。このプロモーションイベントは、江蘇の豊かな水文化をテーマに、国内外の参加者を魅了しました。

水の趣江蘇の魅力

開幕式の盛況

「江蘇ウィーク」は、5月20日の午前に盛大に開幕しました。テーマは「世界が和む、水脈の美文」で、開幕式は多くの来場者を驚かせ、その場を感動の渦に包みました。伝統的な江蘇文化を新たな表現で融合させ、水の美しさを描くパフォーマンスが展開されました。

江南の伝統からインスピレーションを得た「水韻昆舞」では、鮮やかな舞いと優雅な歌声が響き渡り、会場は江南の風雅で満たされる瞬間となりました。加えて、大人気の名曲『茉莉花』が新たなアレンジで披露され、参加者たちの心を再びつかみました。

無形文化遺産の魅力

同日、無形文化遺産をテーマにした展示も開幕しました。「水が咲かせる芳花、イメージング江蘇」と題したこの展示では、選りすぐりの江蘇の伝統工芸品や文化が表現されました。蘇繍や茶芸、紫砂壺、古琴など、江蘇の文化の奥深さを形にした展示は、参加者たちを惹きつけました。

来場者は、江蘇の伝統工芸が披露される中、それぞれの技術や美しさを賞賛する姿が見られました。特に、動と静の調和を表現した展示は、多くの称賛を受けました。

文化交流の深化

プロモーションの意義

5月20日午後、大阪文化館で行われた江蘇文化・観光プロモーションでは、江蘇と大阪の観光や文化交流の重要性が再認識されました。江蘇省の孫士沢二級巡視員は、万博を通じた文化交流の意義に触れ、多くの訪問者に江蘇への訪問を呼びかけました。また、中国駐大阪総領事館の魏有美副総領事も参加し、江蘇と日本の交流が友好促進に寄与することを期待すると述べました。

続いて行われた調印式では、江蘇観光のPRを担う新たな提携が結ばれ、江蘇のインバウンド観光が新たな展望を迎えました。今回の戦略的提携により、日本市場における江蘇観光のプロモーションに新たな活力が注がれることが期待されます。