映画『ルール・オブ・リビング(Rules of Living)』は、2025年9月19日から新宿ピカデリーでの公開を皮切りに全国ロードショーされることが決まりました。この作品は、主人公の美久子を演じる南果歩を中心に、異文化交流をテーマにした心温まるストーリーを描いています。
美久子は49歳のバツイチのキャリアウーマンで、母の介護や海外を旅する娘、さらには自分勝手な同僚たちに振り回され、日々の生活に追われています。そんな彼女の前に、幼馴染の光一から再婚を勧められたことに加え、突然アメリカ人の観光客ヴィンセントが同居を申し出てくることで、彼女の人生は大きく変わっていきます。最初は拒否していた美久子ですが、厳しいルールのもとでヴィンセントとの同居を許可することに。彼は日本の生活に徐々に馴染んでいく中で、二人の関係も少しずつ深化していきます。
本作の監督は、ブロードウェイで演技や演出を学び、日本でも活躍するグレッグ・デール。その長編初監督作である本作は、人々が新たな生き方を模索する中でのコミカルで温かな交流を描写しています。「果歩と一緒に仕事ができたことが非常に楽しかった」とデールは振り返ります。
南果歩は、今回の役について「美久子の役は自分の英語力が反映されたもの。英語に対するコンプレックスを持っている自分自身を投影させている」と述べており、自身の経験を通じたキャラクターの背景をしっかりと持っていることが伺えます。加えて、「不思議なことに、素敵な王子様のような男性には興味がわかず、バックパッカーのヴィンセントに惹かれることは人間関係の本質だと思う。彼の持っている空気感や心は、言葉を超えた何かがある」と異文化交流の深さについても触れています。
この映画は、アリゾナ州のセドナ国際映画祭で最優秀コメディ映画賞を受賞しました。プロデューサーのジェフリー・ロウは、「日本での劇場公開が決まり、多くの方に楽しんでいただける機会が増えたことを嬉しく思っています」とコメントしています。
『ルール・オブ・リビング』は、2025年9月19日から新宿ピカデリーにて公開されます。異文化交流について考えさせられる映画を、ぜひ劇場でご覧ください。
映画情報
- - タイトル:ルール・オブ・リビング (Rules of Living)
- - 公開日:2025年9月
- - 配給:株式会社バリオン
- - 制作会社:合同会社マーケットテイラー / ミルスピクチャーズ
主なキャスト
- - 南果歩
- - グレッグ・デール
- - 椎名桔平
- - 河北麻友子
- - すみれ
- - ジェフリー・ロウ
制作・技術スタッフ
- - 監督・脚本:グレッグ・デール
- - 撮影:フラヴィオ・グスマオ
- - 編集:目見田健
- - プロデューサー:ジェフリー・ロウ、グレッグ・デール
- - 音楽:ジャスティン・フリーデン