パワーエックス、新たに高密度蓄電池2機種を発表しエネルギー管理を革新

株式会社パワーエックス、新型蓄電池を発表

2023年10月、高密度の新しい定置用蓄電池を発表した株式会社パワーエックスは、エネルギー効率化に大きく貢献する2機種をラインアップに加えました。これにより、エネルギーマネジメントの新しい可能性が拓かれます。

新型蓄電池の概要

新たに発表されたのは、20ftコンテナサイズの「Mega Power 2」と、10ftコンテナサイズの「Mega Power JP」です。「Mega Power 2」は特にエネルギー密度の高さが特徴で、水冷式電池モジュールを搭載することによって、従来の同サイズの蓄電池と比較して約1.8倍の約5MWhの容量を誇ります。この特性は特別高圧蓄電所に最適で、効率的なエネルギー管理に寄与します。

対照的に「Mega Power JP」は、コンパクトな設計を強みにしており、狭い敷地や大型車両がアクセスしにくい地域でも簡単に輸送・設置が可能です。このため、高圧蓄電所や工場、倉庫など、さまざまな現場での使用が期待されます。

受注開始と出荷予定

今回の新モデルは本日より先行受注を開始し、2025年下半期からは順次出荷が行われる予定です。生産は岡山県玉野市の拠点にて行われ、全国各地への配送が実施されます。蓄電システムに求められる信頼性を高めるため、自社開発のハードウェアとソフトウェアを統合した高度な電池制御技術が導入されています。

加えて、AIを活用した自動化機能によって、充放電の最適制御や市場取引の効率化を実現します。これにより、顧客はより効果的なエネルギー管理を行うことが可能となります。

製品ラインナップの強化

今回の2機種の追加により、パワーエックスは既存の定置用蓄電池「Mega Power」や、産業用中型蓄電池「PowerX Cube 360」とともに、製品ラインナップをさらに強化しました。これにより、多様なニーズに応じた蓄電ソリューションが提案できるようになります。

既に根強い人気を誇る「Mega Power」シリーズの製品と相まって、現在のエネルギー事情に即応したソリューションが求められています。企業や工場など、さまざまな用途に応じて効率的なエネルギー管理が可能になる新型蓄電池の登場は、今後の市場に新たな風を吹き込むことでしょう。

詳しくは、Mega Power 特設サイトをご覧ください。