太陽光パネルのリユース
2024-07-04 15:25:50

太陽光パネルのリユース・リサイクルで循環型社会の実現へ!4社が業務提携

太陽光パネルのリユース・リサイクルで循環型社会の実現へ!4社が業務提携



脱炭素社会の実現に向け、太陽光発電の導入は拡大の一途をたどっています。しかし、その一方で、使用済み太陽光パネル(廃棄パネル)の大量排出が深刻な問題として浮上しています。不法投棄や産業廃棄物最終処分場のひっ迫など、社会的な課題が山積する中、廃棄パネルの適切な処理は喫緊の課題となっています。

この問題解決に向けて、株式会社こっこー、株式会社スナダ、中電プラント株式会社、中国電力株式会社の4社は、廃棄パネルのリユース・リサイクルに関する業務提携契約を締結しました。

今回の業務提携では、各社の強みを活かした連携体制を構築し、廃棄パネルの再利用から発電電力の供給まで、一連のサイクルを包括的に推進していきます。

具体的な取り組みとしては、以下のような流れになります。

1. 廃棄パネルの回収・選別: こっこーとスナダが、一般家庭や法人、太陽光発電所から排出される廃棄パネルを回収し、リユース可能なパネルとリサイクルが必要なパネルに選別します。
2. リユース発電所の建設: 中電プラントが、選別されたリユース可能なパネルを用いて、様々な規格のパネルを組み合わせた発電設備を設計・施工し、保守管理を行います。
3. 発電電力の供給: 中国電力は、リユース発電設備で発電した太陽光発電電力を、一般家庭や法人へ供給します。
4. リサイクル処理: リユースできないパネルについては、専用の処理装置を用いてリサイクル処理を行います。

広島県東広島市に第1号となるリユース発電所を建設

本取り組みは、広島県の「令和6年度広島県廃棄物排出抑制・リサイクル施設整備費等補助金(研究開発)」において、「様々な規格の太陽光パネルによるリユース発電所の建設」の実証事業として採択されました。今後、広島県東広島市の施設(広島県立総合技術研究所 農業技術センター)に、第1号となるリユース発電所を建設し、リユース発電所の性能や事業性を検証していきます。

持続可能な太陽光発電の実現と循環型社会への貢献

この取り組みを通じて、廃棄パネルのリユース・リサイクルを促進することで、太陽光発電を電源として最大限活用し、資源としても繰り返し利用していくことが期待されます。これにより、太陽光発電の持続可能性を高め、循環型社会の形成に貢献できると考えています。

今後、4社は関係する自治体等の協力も得ながら、本業務提携に基づいた取り組みを推進していく予定です。


画像1

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。