ヤックルが禁煙意識調査を実施、健康リスクを提起

ヤックルが実施した禁煙に関する患者アンケート

株式会社ヤックル（以下、ヤックル）は、2025年5月31日に行われる「世界禁煙デー」に合わせて、患者を対象とした「禁煙に関する意識調査」を実施しました。この調査は、生活習慣病のオンライン診療を利用している患者に、喫煙行動や健康意識、禁煙への意欲の変化を測ることを目的としています。

調査概要

今回の調査は、生活習慣病のオンライン保険診療サービス「ヤックル」の利用者を対象に、メルマガのアンケートフォームを通じて実施され、2025年5月に行われました。有効回答数は45件に上りました。

喫煙率は約3人に1人

調査の結果、参加者の約33％が喫煙者であることが分かりました。これは、日本全体の喫煙率が約16.7%（男性27.9%、女性7.6%）であることを考えると、驚くべき数字です。このような高い喫煙率は、生活習慣病の患者層の喫煙意欲の強さを示唆しています。

80%が禁煙の意思を持つ

興味深いのは、アンケート参加者の実に80%が禁煙を強く希望しているということです。一方で、禁煙に対して「あまり思わない」または「全く思わない」と答えた人も20%存在しており、禁煙の難しさや個人の意欲にばらつきが見られました。

糖尿病との関連性を見逃すな

喫煙が血糖コントロールに悪影響を与え、糖尿病の発症リスクを高めることが知られています。しかし、調査結果では、患者の多くがこの関連性についての認識が低いことが判明しました。禁煙を促進するためには、こうした健康リスクに関する正しい情報提供が重要であることが示されています。

正しい知識が禁煙を促進

健康リスクに関する情報を知った後の再調査では、66%もの人々が「今後禁煙したい」と回答しました。これは、初回調査から6ポイントの増加を示しています。この結果は、適切な情報提供が禁煙意識を高めるのに寄与することを具体的に示しています。
特に知られていなかった糖尿病との関連が理解されたことが、禁煙の動機として有効であることを示唆しています。

調査のまとめ

今回の調査は、単なる喫煙行動の把握にとどまらず、健康に関する情報提供が患者の意識や行動に如何に影響を与えるかを示しました。ヤックルは今後も、医療の枠を越えた健康意識の向上を支援し、患者にとっての「治療の伴走者」となることを目指しています。これは、オンライン診療が単なる医療サービス以上の価値を生む可能性があることを証明しています。患者自身が、健康に対して真剣に向き合うきっかけを得られる場となることを狙っています。