蕎麦のサステナビリティを支えるアップサイクル蕎麦クラフトtsunagiの魅力
近年、環境への配慮が高まる中、日本の伝統的な食文化である蕎麦の新しい楽しみ方として、「アップサイクル蕎麦クラフトtsunagi」が注目を集めています。このプロジェクトは、合同会社Tsunagiが開発したもので、廃棄されてしまう蕎麦のふすま粉を活用したサステナブルなクラフトビールを提案しています。
出会いは偶然から
合同会社Tsunagiの代表、桑岡翔吾氏は、蕎麦の製造過程で発生するふすま粉の多くが廃棄されている現状を目の当たりにし、何とか再利用できないかと考えました。ふすま粉は本来、高い栄養価と豊かな香りを持つ食材で、そのために捨てられるのは勿体ないと感じたのです。この思いをきっかけに、言葉通りの「アップサイクル」がスタートしました。
開発の背景とサステナブルへの取り組み
Tsunagiは、北海道幌加内町の蕎麦農家と協力し、蕎麦のふすま粉を再利用したクラフトビールを開発。これにより、環境負荷の軽減と新たな価値創造を実現しました。このビールは風味豊かで、飲む人々に蕎麦の香りをしっかりと感じさせてくれます。特に、さまざまな料理とのペアリングが楽しめ、蕎麦の新たな楽しみ方を提供しています。
10店舗を突破する提供先
最近、tsunagiが提供される蕎麦屋の数が10店舗を超えました。提供先の店舗では、それぞれの料理に合った蕎麦前としてtsunagiを提供しており、来店客からは絶賛の声が寄せられています。東京都内を中心に、充実したメニューとともに味わえるお蕎麦屋をいくつかご紹介しましょう。
1.
芳とも庵 では、津軽、江戸、粗挽きの三種類の蕎麦を楽しむことができ、冬季限定の野鴨鍋もおすすめ。
2.
きくち では、蕎麦の風味が引き立つ「かまあげそば」が必食。
3.
松風 では、蕎麦前にこだわりの品々が揃い、絶品の蕎麦料理を提供。
他にも多くの店舗が参加しており、各店舗でのtsunagiの楽しみ方が広がっています。
自宅でも楽しめる!ECサイトオープン
この度、新たにECサイトを開設し、tsunagiを自宅でも簡単に楽しめるようになりました。全国どこからでもご注文できるため、手軽にサステナブルな蕎麦クラフトをお楽しみいただけます。サイトは
こちらからアクセスできます。
地域の魅力を再発見するプロジェクトとして
合同会社Tsunagiは、蕎麦の伝統や地域の魅力を再発見することにも力を入れています。地産地消を推進し、地元の良さを楽しむとともに、サステナブルな方法での製造を心掛け、多くの人々に蕎麦の文化を伝えていくことが目標です。
今後も、この新しい取り組みがさらなる広がりを見せ、日本の蕎麦文化の進化に寄与することを期待しています。