徳川家康と花装飾
2024-08-02 09:00:41

映画『もしも徳川家康が総理大臣に』の魅力を花で演出した舞台裏

映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』と花装飾



2024年7月26日、話題の映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が公開されました。この作品は、歴史上の偉人たちが現代に蘇り、国を治めるという斬新なストーリーを描いています。その魅力をさらに引き立てるために、フラワーアートアーティストのTAKAI YOSHIKOが花装飾を担当しました。今回は、彼女が手がけた花装飾の舞台裏に迫ります。

独自のアプローチで臨む花装飾



TAKAI YOSHIKOは、フラワー装飾のプロフェッショナルであり、個性的な「花空間」や「装飾」を創り出すことに情熱を注いでいます。映画制作において、彼女の役割はまず監督やセットデザイナーとのコミュニケーションから始まります。原作や脚本を熟読し、映画のテーマやキャラクターについて深く理解することが求められるため、極めて重要な準備と言えるでしょう。

この映画では、歴史と現代の融合が特に要求されました。古いものと新しいものの調和を図りつつ、革新的なアプローチで花の演出を行うという意気込みで制作が進められました。

現場を理解するプロセス



映画の花装飾を実現するためには、現地調査が欠かせません。TAKAI YOSHIKOは、撮影場所となるスタジオやロケ地を訪れ、実際の環境を確認します。この段階で、必要なスペースやサイズを考慮しながら、セットデザインの具体化に取り掛かります。

この映画の中でも、総理官邸での印象的な装飾、特に竹と花のコントラストが一際目を惹く作品として挙げられます。TAKAI YOSHIKOは、熱海の竹林に入って竹を選び出し、それを手作業で伐採するという貴重な体験を経て、装飾に活用しています。

制作段階における苦労と努力



花装飾を制作する上で、必要不可欠なのは体力とその精神力です。TAKAI YOSHIKOは、万全の状態で臨むことを心掛け、搬入作業や水揚げ、道具の準備をしっかりと行います。いよいよ作品づくりの始まりとなると、竹を中心に、多彩な花を巧みに組み合わせ、全体のバランスを考慮します。

メインの竹は、戦国武将の鎧兜を彷彿とさせるV字状の流木とともに配置し、そして金屏風の輝きが装飾全体を引き立てます。歴史的な趣と現代的な美しさが融合した空間は、この映画で最も試行錯誤を重ねたコーナーの一つです。

バーチャルとリアルの狭間で



一方、執務室のシーンでは、バーチャル感を強調するためにドライな印象の枯れ盆栽を採用しました。TAKAI YOSHIKOが想像したのは、時の流れを感じさせる美しさです。友人の家で見かけた枯れた盆栽の印象が残り、その後、彼女が求める特別な美しさを持つ一品を探し出しました。

撮影本番とその緊張感



撮影日、現場の緊張感は高まり、スタッフ全員が互いに協力し合って自身の役割を果たします。「イメージ」が「カタチ」に変わる瞬間に立ち会うことは、映画制作の醍醐味といえる瞬間です。それに加え、撮影中の急な調整にも柔軟に対応する必要があります。監督の「カット!OK!」の声がかかると、全員が安堵し、達成感が広がります。

作品の消失と真の価値



撮影が終わった花装飾は、解体される運命にありますが、TAKAI YOSHIKOはその儚さの中に真の価値が秘められていると信じています。映画を観た人々が特定のシーンを記憶に留め、その美しさや感情が胸に刻まれることこそ、花装飾の存在意義なのです。

このように、映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の背景を盛り上げるために、TAKAI YOSHIKOの手がける花装飾は欠かせないものとなっています。劇場で、ぜひその美しさに注目してみてください。


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会社情報

会社名
株式会社tresco
住所
東京都中央区日本橋浜町2-52-5矢ヶ崎ビル2F
電話番号
03-3297-9555

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