田村友一郎の新作展『ATM』に注目
2024年11月2日から2025年1月26日まで、水戸芸術館にて田村友一郎の個展『ATM』が開催されます。田村友一郎は、国内外の多くの国際芸術祭に参加経験を有する現代美術家であり、今や芸術界で一際注目を集める存在です。本展では生成AIが関わる新作《ATM》が発表されます。これまでの田村の作品をベースに、生成AIが描く物語を観客が体験できるという新たな試みに挑戦します。
田村友一郎とは
富山県生まれの田村友一郎は、京都府を拠点に活動を展開しています。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、東京藝術大学大学院で博士課程を修了。彼は多彩なメディアを使い、歴史や記憶を再解釈する新たな視点を提唱してきました。これまで様々な国際芸術祭に参加し、特に「あいち2022」や「ヨコハマトリエンナーレ2020」などで成果を挙げています。
展覧会の特徴
本展は「Art Tower Mito」の略称「ATM」にちなんで名付けられました。来場者は、田村が作成した膨大なテキストを生成AIが解析し、短編小説形式で表現するといいます。田村は自身の作品において、ナラティヴな要素を持たせ、物語の核としてテキストを重要視してきました。新作《ATM》ではこの過程がAIという新しい媒介によって表現され、更に深化した物語が展開されます。
観客はAIが生成したストーリーを通じて田村の作品世界に浸ることができる特別な体験が待っています。特にナレーションや語り部によって語られるストーリーは、観る者を新たな物語の探求へと誘います。
展覧会の詳細
会期: 2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)
開場時間: 10:00~18:00
会場: 水戸芸術館現代美術ギャラリー
入場料: 一般900円、団体(20名以上)700円、高校生以下及び70歳以上とその付き添いの方は無料
* 休日: 月曜日、年末年始(2024年12月27日~2025年1月3日)
また、本展ではアーティストトークや関連イベントも用意されており、展覧会をより深く楽しむことができます。特に、アーティストトークは11月2日に予定されており、先着80名限定ですのでお早めの参加が推奨されます。
交通アクセス
水戸芸術館は交通の便利な場所にあり、東京駅からのアクセスも良好です。常磐線特急を使い、水戸駅で下車、北口からバスで最寄りのバス停まで行けます。また、高速バスも経由しており、車での訪問も容易です。
まとめ
田村友一郎の個展『ATM』は彼の作品に触れるだけでなく、生成AIを通じて新たな物語を体験する機会です。現代美術とAIの交差点に立ち、未来の芸術の形を感じる素晴らしい機会となることでしょう。ぜひこの機会に水戸芸術館を訪れ、田村友一郎の世界を体感してみてください。