甍酒蔵の新作『甍銀・黒』、IWC2025でゴールドメダル受賞！

甍酒蔵『甍銀・黒』がIWC2025でゴールドメダルを獲得

長野県北安曇郡松川村に位置する甍酒蔵株式会社が、新たに醸造した日本酒『甍銀・黒（いらかぎん・くろ）』が、イギリス・ロンドンで開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジ（IWC）2025において、ゴールドメダルを受賞しました。これは、約1500銘柄がエントリーした中で上位10%の成績を収めたことを意味します。

酒造りの原点回帰

甍酒蔵は1665年の創業以来、「日本酒の新たな価値を創造する」と「原点回帰の酒造」をテーマに掲げています。2024年には、理想的な水と酒米を求めて松川村に新しい醸造所を設立し、昨年9月から初めての醸造を開始しました。その結果生まれた『甍銀・黒』が今回、IWC 2025で栄誉ある賞を受けるに至ったのです。

審査員からは「洋梨やバブルガムを思わせる香りが広がり、果実味や酸味、ボディが繊細に調和したエレガントな味わい」と高い評価を受けました。特にその爽やかで瑞々しい後味が、多くの賞賛を集めています。

甍銀・黒の特徴

『甍銀・黒』は、松川村の特性を最大限に活かして醸造されています。添加物を一切使用せず、日本酒本来の旨味や甘味、酸味を引き出しているのが特徴です。甍銀シリーズにおいては、バランスを重視した一本となっており、飲みごたえと飲みやすさを兼ね備えた仕上がりです。

松川村の魅力

松川村は、北アルプスの麓に位置し、酒造りに理想的な自然環境を有しています。硬度10未満の超軟水がこの地の特長であり、これが口当たりの良さと繊細な味わいを生み出しています。また、高い標高と寒暖の差によって、質の高い酒米が栽培されています。この地域には10以上の酒蔵が存在し、各々が松川村の恵まれた環境を活かした日本酒を醸造しています。