大阪万博のサンゴ研究
2025-07-29 18:49:02

2025年大阪・関西万博で子供たちがサンゴ研究に挑む!

万博での夢の共創研究プロジェクト



2025年の大阪・関西万博では、特別な市民参加型の科学研究プロジェクトが行われます。このプロジェクトは、株式会社イノカが主導し、小学生から高校生の若者たちが「共創研究者」として参加し、サンゴの生態についての研究に挑むというものです。万博の開催期間は、2025年8月5日から8月17日までの期間中で、参加者は様々な研究活動を通じて生物学の知識などを深め、最終的には学術論文を発表することを目的としています。

参加型研究の意義と目的



サンゴは世界の海洋生物種の約25%を支える重要な生態系であり、その保護は地球環境にとってますます重要になっています。今回のプロジェクトでは、サンゴの摂餌行動に特化し、実際にサンゴにさまざまな餌を与え、その反応を観察することで貴重なデータを収集します。このデータは今後、国際的な学術論文として発表され、企業や環境保護団体がどのように生物多様性に貢献できるかを考えるための「ものさし」となることが期待されています。

世界に例を見ない多様な取り組み



このプロジェクトのユニークな点は、完全に制御された環境の中で数百名の市民の協力を得て、サンゴの行動データを取得するという点です。このようなアプローチは世界でも類を見ません。さらに、参加者に実践的な研究体験を提供し、その結果が学術に貢献することで、子供たちの学びを深めます。例えば、「BLUE OCEAN DOME」では、参加者が実際にサンゴに餌を与え、その行動を観察するプログラムが進行します。それだけではなく、「大阪ヘルスケアパビリオン」では、サンゴの増殖に関する最新技術などを探求する展示も行われ、参加者は多面的にこのテーマを学ぶことができます。

社会的な背景と必要性



昨今、生物多様性の損失は深刻な地球規模の問題として認識されています。TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)などの国際的な取り組みが進行する中、企業や個人に対して自然に与える影響を定量的・定性的に測る必要性が増しています。しかし、そのための科学的な基準はまだ確立されていません。そのため、今回の市民参加型研究プロジェクトが重要な役割を果たすと期待されています。

参加方法と実施概要



参加対象は小学生4年生から高校生までで、各回10~15名の定員が設けられます。また、事前予約が必要で、参加希望者は専用ページから申し込むことができるシステムです。実施場所は大阪の関西万博会場にあり、BLUE OCEAN DOMEと大阪ヘルスケアパビリオン内のブースが連動して行われます。

プロジェクトの未来と展望



本プロジェクトによって得られたデータは、環境企業の新たな製品開発や生物多様性への貢献度を測る指標の開発に活用されることが期待されています。イノカは、生物多様性をテーマにした研究を通じて、環境に優しい社会の実現へ向けた新しい産業連携モデルを提案していきます。このプロジェクトは、海洋環境の保全に貢献し、未来の子供たちに持続可能な地球を引き継ぐための重要な一歩となるでしょう。

今後のイベントや詳細については、イノカの公式ウェブサイトなどで随時更新されていく予定です。この独自の取り組みを通じて、次世代の科学者たちが誕生することを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社イノカ
住所
東京都文京区後楽二丁目3番21号住友不動産飯田橋ビル1階
電話番号
03-6776-7842

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