石川県金沢市に位置する石川県立音楽堂は、能登半島地震の復興支援の一環として、新たに「音楽堂マルシェ」を9月1日から始めます。このマルシェは、地震で被害を受けた能登の事業者を支援するために設けられたもので、音楽堂1階に飲食ブースや物販スペースが設置されます。また、備えられたカフェも常時営業を開始し、利用者の利便性を高めることを目指しています。
音楽堂マルシェでは、キッチンカーによる飲食ブースを設け、地域特産品の販売も行います。この取り組みは、能登の被災事業者に対して無償でスペースを提供するもので、地元の魅力を再発見し、観光客や地元住民が楽しむための新たな場を提供します。
具体的には、出張輪島朝市が提供する海産物や乾物などの物産や、金沢星稜大学の学生が販売する能登の物産、さらには穴水町の「富士SUN」が提供する能登復興天津飯や羽咋市の「やきやきやハマヤ」による能登牛や能登豚の炭火焼きなど、多彩なラインナップが楽しめます。物販は毎日10時から17時まで営業し、キッチンカーは11時から14時までオープンしています。
さらに、カフェ・コンチェルトも新たに常時営業を開始します。これまでは公演のある時のみの営業でしたが、今後は毎日、10時から17時まで開店します。カフェでは、最新のオーディオ設備が整えられ、音楽を楽しむことができるスペースが提供されるほか、子どもたちが発表会を行える簡易ステージも準備予定です。
このマルシェのオープニングセレモニーは、令和6年9月1日に音楽堂の玄関前広場(雨天時はエントランスホール)で行われる予定です。出店者については、引き続き募集中で、詳しい情報は石川県立音楽堂の公式サイトにて確認できます。
この取り組みを通じて、石川県立音楽堂は地域経済の復興と賑わいの創出を図り、訪れる人々に温かみのある交流の場を提供していく方針です。音楽堂を訪れる際は、ぜひマルシェにも足を運び、地元の食文化や特産品を楽しんでみることをおすすめします。