市川市のフードバンク
2021-05-31 12:00:06

市川市に新たな希望をもたらすフードバンク事業の始動

市川市に新たな希望をもたらすフードバンク事業



市川市では、特定非営利活動法人フリースタイル市川が、新たに地域に根ざしたフードバンク事業を開始しました。この事業は、生活に困窮している人々への支援を目的としており、食品ロスの削減にも寄与することを狙いとしています。フードバンクの重要性が高まる中、特にコロナ禍での生活困窮者の増加がこの活動の急務であることを示しています。

フードバンク事業の経緯



フードバンクの活動は、以前から福祉団体や子ども食堂などで行われていましたが、十分な支援が行き届いているとは言えませんでした。市川市においても、食品の寄付受け入れやフードパントリーなどが行われていましたが、食品の保管や運搬に関する課題が目立っていました。このような背景から、フリースタイル市川によるフードバンク事業が始まりました。

地域の連携による取り組み



フリースタイル市川は、市内の食品製造業者や小売店、卸売業者と連携し、消費可能ながら様々な理由で販売できない食品や家庭の余った食品を集めています。これらの食品は、福祉団体や子ども食堂を通じて生活困窮者に届けられます。また、市内のアンカー市川に食品保管スペースを設け、冷凍冷蔵設備も充実させました。

将来的には、フードバンク事業を通じて得られるつながりを利用し、不要になった学用品や家電製品の再利用促進にも取り組む予定です。このようにフードバンクは単に食を届けるだけでなく、地域内での資源循環の創出にもつながります。

必要な生活必需品の配布



また、経済的理由で手に入らない生理用品などの生活必需品を配布するプログラムも始まっています。この取り組みは「赤い羽根全国キャンペーン」の助成により実施され、特定の支援が必要な家庭に直接届けられることが期待されています。

啓発活動の重要性



フードバンク事業のスタートにあたっては、地域の啓発活動も欠かせません。フリースタイル市川は、千葉商科大学と連携し、食品ロスや生活困窮者の問題についての勉強会や講演会を行い、この問題への理解を深めることを目指しています。

また、市内のデザインユニット「MIKAZUKI.Design」によるロゴ作成や、ウェブサイトの構築も進められています。ホームページでは、誰でもこの活動に参加し、自分にできる支援を見つけやすくなる構成を考えています。

地域のつながりを重視した活動



本事業では「支援する⇆支援される」という関係を超え、地域の全ての人々が関与できる「出番」を作り出すことが重要視されています。ボランティアの募集や寄付金の受け入れ、企業としての参加など、様々な方法で地域の人々がこの事業に関われる仕組みを整えています。

具体的な今後の活動予定には千葉商科大学との連携によるイベントの開催やフードドライブ、フードパントリーの定期開催が含まれています。

市川市に新たな風を



フードバンク事業は、市川市の福祉支援の新たな形として期待されています。地域の多様な団体と連携しながら、必要な人々に必要なものを届けることを目指し、持続可能な地域社会の構築を支えるこのプロジェクトに、今後も注目が集まることでしょう。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人フリースタイル市川
住所
千葉県市川市真間2丁目16-12アンカー市川2F
電話番号
047-321-6670

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