新サービスTellus Pro
2025-11-13 12:31:36

法人向けクラウド型衛星データ活用「Tellus Pro」の新サービス登場

「Tellus Pro」: クラウド型衛星データワークスペースの概要



株式会社Tellusが2025年11月に提供を開始する「Tellus Pro」は、衛星データの効率的な取得、処理、共有を可能にするクラウド型ワークスペースです。この新サービスは、政府機関、研究機関、民間企業などにとって、衛星データを活用する上での大きな一歩を提供します。

背景と必要性


近年、衛星の打ち上げ数が増加し、多くの企業や機関が衛星データを保有するようになりました。しかし、その利用が進まず、データが活用されないまま保管されるケースも増えており、これが管理コストを圧迫する要因となっています。また、防災、農業、環境モニタリングなど、様々な分野でのデータ活用ニーズが拡大していますが、各事業者が独自にデータを取得し、処理することは手間と非効率を生んでいます。「Tellus Pro」はこれらの課題を解決するべく開発されました。

新サービスの特徴


1. ドライブサービス (Drive)


「Tellus Pro」の核心機能の一つである「Drive」は、大規模な衛星データを安全に管理・共有するための法人向けストレージです。このサービスにより、データの一元管理が可能となり、企業内でのデータの利活用が促進されます。

2. サットハブ (SatHub)


次に紹介する「SatHub」は、ユーザーが複数の衛星の新規撮影を一元管理し、直接購入することができるデータ販売サービスです。これにより、事業者ごとの手間を省き、迅速にデータ取得が可能になります。

3. パイプライン (Pipelines)


さらに、「Pipelines」では、衛星データの前処理や分析をクラウド上で行えるコンテナ基盤を提供します。これにより、さまざまなデータを柔軟に扱い、高度な分析処理が実現します。

このように、「Tellus Pro」はデータの購入から処理、分析までを一貫して提供し、企業のデータ活用を加速させることを目指しています。

安全性と拡張性


「Tellus Pro」は日本国内において完結するクラウド基盤を利用しており、衛星データの処理、解析、保管も国内環境で実施されるため、セキュリティ面でも安心です。また、今後は新たなAIツールとの連携や、データの拡張機能も予定しています。

提供プラン


「Tellus Pro」では、スタンダードとプレミアムの2つのプランが用意されています。スタンダードプランは最大30ユーザーで、500GiBのストレージを提供します。一方、プレミアムプランでは最大10,000ユーザーのアクセスと、5TiBのストレージを備えています。

まとめ


「Tellus Pro」は、陰に隠れていた衛星データを活用し、企業に新たなビジネスチャンスを提供することが期待されます。データの利活用を通じて、衛星データ市場の拡大や、宇宙経済圏の創出に寄与することを目指し、今後もさらなる機能向上に努めるとのことです。私たちの宇宙データの未来が、ここから始まります。


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会社情報

会社名
株式会社Tellus
住所
東京都新宿区西新宿七丁目20番1号
電話番号

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