愛媛県、デジタル技術を活用した新しい挑戦「トライアングルエヒメ2.0」が始動

愛媛県、デジタル実装フィールドNo.1を目指す

令和7年度に突入する愛媛県では、地域のデジタル化を推進する「トライアングルエヒメ」プロジェクトが新たに始動します。この新しい取り組みは、デジタル技術を用いて県内産業の成長をサポートするもので、特に農林水産業やものづくり、観光、AI、脱炭素などの分野を中心に新規案件を募集しています。

トライアングルエヒメのこれまでの実績

愛媛県では、すでに令和4年度からこのプロジェクトを推進しており、全国から1,000件を超える提案が寄せられました。その中から93件のプロジェクトが採択され、地元企業は多様なデジタルソリューションを実装しました。これにより、農業や医療、観光など様々な分野で地域の課題が解決され、地元企業同士が情報を共有し合う勉強会も開催されるなど、事業者同士が互いに競い合いながら成長しています。

新たに始まる「トライアングルエヒメ2.0」

令和7年度からは「トライアングルエヒメ2.0」として、さらに進化した取り組みが求められます。このプロジェクトでは、デジタル技術を活用することで愛媛県内の産業の持つ稼ぎの力を強化し、現場でデジタル技術を使いこなせる人材の育成を目指します。

具体的には、全国の共創拠点と連携し、デジタル企業を地元に誘致することで、新しい価値を生み出す仕組みを構築します。特に農林水産業などの基幹産業を支えるため、地域に特化したデジタルサービスの実装が期待されます。

募集内容の詳細

新たに実施されるプロジェクトでは、参加企業が愛媛県内でデジタルソリューションを実施することが求められます。選ばれた事業者には、最大3,000万円の委託費が支給され、実装先や顧客の開拓に関する支援はもちろん、事業開発に向けた助言やメンタリングも行われます。このようなサポートを通じて、企業がデジタル技術を有効に活用しやすい環境を整えることが目指されています。