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EC野田瀬戸物流センターの開設

2024年2月に開設される「EC野田瀬戸物流センター」は、急成長を続けるEC市場における競争激化や多様な経営課題への対応を目的としています。この物流センターは、SBSグループの経験を活かした共同運営型の大規模施設であり、EC事業者にとって魅力的な拠点となることが期待されています。

背景と課題

近年、EC市場は急速に拡大する一方で、業界内での競争が激化しています。EC事業者は、物量の波動や在庫の最適化、配送コストの上昇、人手不足など、多くの課題に直面しています。そこで、SBSグループはこれらの課題を乗り越えるために、2022年12月に「EC物流お任せくん」と呼ばれる物流プラットフォームを発表。このプラットフォームは、業界別に最適化されたサービスを提供し、EC事業者の成長をサポートするものです。

EC野田瀬戸物流センターの特徴

新設される「EC野田瀬戸物流センター」は、SBSグループ内で最大のEC専用区を備えた、大型物流エリアです。広大な1万坪（約33,000㎡）のフロアを持ち、アパレル、食品、化粧品、健康食品、医薬品、雑貨など多様な業種に対応した設備が整っています。このセンターでは、常温の他に、3つの温度帯や定温保管機能も用意されており、特殊商品や返品商品の処理も行うことが可能です。さらに、200以上のEC業務サービスメニューが用意され、利用する事業者は数多くのメリットを享受できます。

最大の魅力は、SBSグループが導入してきたロボットやマテハン（マテリアルハンドリング）技術を最大限に活用し、業務の効率とサービスレベルを向上させることにあります。これらは埼玉県越谷市にある「LTラボ」で実証データを基に選定された設備によるもので、各商材に合わせた最適な機器の導入が進められています。

代表者のコメント

SBSグループの代表取締役社長、鎌田正彦氏は「EC市場が成長する中で、EC物流をサポートする事業者の悩みに応えるため、準備を進めてきたサービスの一環として、EC野田瀬戸物流センターの開設が大きな役割を果たすだろう」と述べています。また、EC事業推進部長の大森茂氏も「このセンターは、ニーズに応じて機能を選び利用できる共同物流センターで、省人化や省スペース化を実現している」と強調しています。

限定公開ツアーの開催

「EC野田瀬戸物流センター」の開設に先駆けて、「LTラボ」の限定公開ツアーも開催されます。ツアーでは、最新のマテハン機器が動く様子を観察し、専門家からの解説を受けることができます。イベントは10月19日と30日に行われ、参加者は「EC物流お任せくん」のサービスについても学ぶことが可能です。

このセンターの開設によって、SBSグループはEC事業者が直面する課題を解決し、高品質な物流サービスを提供することで、さらなる成長を目指します。今後の動向に注目が集まります。

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