盆栽NFTで伝統産業活性化
2023-12-08 10:10:01
高松市のふるさと納税返礼品に盆栽パトロンNFTが採用!伝統工芸と最新技術の融合が実現
高松市のふるさと納税返礼品に盆栽パトロンNFTが採用!伝統工芸と最新技術が融合
香川県高松市は、2023年12月8日から、ふるさと納税の返礼品に「盆栽パトロンNFT」を採用しました。これは、高松市がNFTを返礼品に採用するのは初めての試みです。
盆栽パトロンNFTとは?
「盆栽パトロンNFT」は、樹齢200年を超える黒松のパトロン(支援者)となり、経済的・広報的な支援を行う代わりに、パトロンとなった証を証明し、様々な体験や優遇を得られるコミュニティへの入場券となるNFTを受け取れるプロジェクトです。
NFTを通して、パトロンは黒松の所有権の一部を取得し、盆栽の成長を支援することができます。また、盆栽園に掛ける札や高松市の特産品である庵治石でつくるネームプレートにお名前を顕彰させていただくなど、支援額に応じたパトロンにランクに対する優遇と顕彰をご用意しています。
高松市の返礼品に採用された盆栽パトロンNFT
高松市のふるさと納税の返礼品に採用されたのは、ゴールドランクとブラックランクの盆栽パトロンNFT、それに加え、ふるさと納税限定となる特別ランクの盆栽パトロンNFTです。
特別ランクのパトロンには、ブラックランクに対する顕彰と優遇に加え、盆栽生産者・北谷隆一氏(北谷養盛園4代目・高松市鬼無町)による盆栽診断や盆栽管理の直接指導などの特典が付与されます。
なぜNFTなのか?
松盆栽生産の国内シェア80%以上を占める高松盆栽ですが、市場の縮小や後継者難など喫緊の課題が山積しています。
そんな中、1年以上前からNFTに着目し、所有(オーナー権をNFT化)と管理を分離した新しい盆栽の所有体験を実現し、棚にある盆栽からも収益を得るビジネスモデルを模索しています。第一弾プロジェクトとなるパトロンNFTは、このゴールに向けた第一歩の位置づけで、盆栽の関係人口を増やすことを目的とします。
プロジェクトの進捗
2023年5月21日(日)にスタートし、現時点で54人のパトロンから約54万円のご支援をいただくことができました。これはNFTを使ったクラウドファンディングともいえる仕組みで、支援されたお金は、この盆栽を影響力のある展示会に出品できるクラスに仕上げていくために使います。
また、NFTの特徴を生かしたコミュニティの形成や継続的に支援できる仕組みもあり、まさにWeb3時代のクラウドファンディングの新しい形ともいえます。
関係者からのコメント
大西高松市長のコメント
この「高松盆栽パトロンNFT」をふるさと納税の返礼品に活用することで、盆栽生産者のマーケティングを支援していくとともに、多くの方々に高松盆栽に興味を持っていただき、本市が世界に誇るべき地域資源である高松盆栽を生かした地域の活性化につながることを期待しています。
北谷養盛園4代目 北谷隆一のコメント
先ずは、ふるさと納税の採用に当たり御尽力頂いた関係者様方に御礼申し上げます。 この企画では、1つの盆栽を通じてパトロンの皆様と交流しながら、盆栽の楽しさや知識、技術などを知ってもらえたらと日々盆栽の情報をディスコードと言うアプリを使って発信しております。 その中で交流の証として「NFT」を使い、より繋がりが強くなっていると感じます。 ふるさと納税の返礼品の中では、かなり異質ではあると思いますが、盆栽がお好きな方や御興味のある方、またNFTに関心がある方にも楽しめるようになっていると思います。 この企画が、今後の盆栽文化を繋いでいくきっかけになれば幸いです。
盆栽エージェンシーについて
松盆栽生産日本一の高松で盆栽生産者のマーケティング支援を行う。YouTube運営、メルマガ配信、有料教材の制作・販売など。
盆栽エージェンシー
所在地:香川県高松市
事業主:玉井謙二
事業内容:盆栽生産者のマーケティング支援
設立:2022年4月
北谷養盛園について
初代が瀬戸内の島々から「山採り」した樹齢100年以上と推定される貴重な黒松が400~500本ある。現在の園主は4代目、100年以上盆栽の技が受け継がれている老舗盆栽園。
北谷養盛園
所在地:香川県高松市
園主:北谷隆一(4代目)
YouTube:「4代目盆栽枯らさない塾」https://www.youtube.com/channel/UCYQHnD7cuwC5RZ2PqiLpMuw/
会社情報
- 会社名
-
盆栽エージェンシー
- 住所
- 電話番号
-
090-6882-5170