ペアーズとグレイスグループが実施した意識調査が示す新たな恋愛観

ペアーズとグレイスグループの最新意識調査

株式会社エウレカが運営する恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs（ペアーズ）」は、株式会社グレイスグループとの共同企画による「パートナー探しと卵子凍結に関する意識調査」を行いました。この調査は、価値観の多様化が進む近年、独身男女の恋愛や結婚、そしてキャリアに対する意識を探ることを目的としています。その結果が2025年4月23日に公表され、多くの注目を集めています。

調査の背景と目的

調査は日本国内に住む20歳から39歳のペアーズユーザーを対象に実施され、9,791人からの有効回答が得られました。ペアーズは出会いの場を提供するだけでなく、恋活や婚活における選択肢や意識の実態を明らかにすることを目指しています。特に、卵子凍結を通じて女性の健康や将来設計に寄与することが、グレイスグループとの強力な連携によって実現されました。

子どもを持つことに対する意識

調査結果から、恋活・婚活中のペアーズユーザーの約70.3%が将来子どもを持つことに前向きな意向を示していることが分かりました。特に、女性は70.2%、男性は70.9%がこの考えを持っています。しかし、興味深いことに、「持ちたいかどうかわからない」と答えたのは女性が10.6%、男性が3.6%と、性別によって差が出ています。これは、女性がよりパートナーや自己の生涯設計に対して不安を抱いている可能性を示唆しています。

卵子凍結への興味

また、卵子凍結に対する関心も注目されます。20〜39歳の女性に「卵子凍結に興味がありますか？」と尋ねたところ、31.5%が「実施済み」または「興味がある」と回答する一方で、35.9%が「あまり興味がない」または「全く興味がない」とのことでした。この結果から、卵子凍結に対する意識が二分されていることがわかります。

男女の卵子凍結に対する視点の違い

調査において興味深いのは、卵子凍結のメリットについて男女で異なる視点があることです。女性の大多数が「妊娠・出産のタイムリミットを延ばせる」や「将来の選択肢を増やす」といった回答を挙げる中、男性は「交際相手の妊娠・出産の選択肢を広げる」といった視点が多く見られました。これは、女性が自身の将来を見据える傾向が強いのに対し、男性はパートナーの選択肢を受け入れる姿勢が強いことを示しています。

婚活に与える影響

調査の結果、女性に卵子凍結が婚活やパートナー探しに与える影響についても訊ねました。半数近くが「自分の年齢を気にせずに婚活できる」と答え、卵子凍結が気持ち的に余裕を持って恋愛活動に取り組む助けとなっていることが明らかになりました。

男性においても、卵子凍結へのポジティブな考えを持つことで、交際相手の年齢に対する意識に変化が見られることが確認されました。調査では、卵子凍結の話題をきっかけに「年齢を気にしない」という回答が増えるなど、価値観の変化が示されました。

まとめ

この調査から、恋活・婚活における男女の意識や価値観がどのように変化しているのかが浮き彫りになりました。卵子凍結の選択肢があることで、共に未来を考えることができるカップルが増えるかもしれません。これからの恋愛観は、より多様性に富んだものとなり、アプローチや考え方が変わっていくことでしょう。今後もこのような研究に期待が寄せられます。