株式会社Jストリームが新たに手掛けるWAFオプション
東京都港区に本社を置く株式会社Jストリームは、近年急増するサイバー攻撃の脅威に対抗するため、CDNサービス「J-Stream CDNext」に新たにWebアプリケーションファイアウォール(WAF)オプションの提供を始めました。これにより、企業はサイトの利用状況に応じた安定運営が可能となります。
なぜWAFオプションを導入するのか?
ECサイトやオンラインゲームサイトでは、常に多数のユーザーからのアクセスがあるため、それに伴うデータのやり取りやトラフィックの増加にも対応が求められます。しかし、悪意のある攻撃やWebアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃が増加する中、これらの問題に一手で対応できるサービスが求められています。
Jストリームは、平常時の大量アクセス対応としてのCDNと、サイバー攻撃への防御策であるWAFを一体として提供することにより、企業の運営コストを軽減しつつサポート窓口を一本化しています。これにより、顧客は運用の負担軽減を図ることができます。
BLUE SphereによるWAF機能
WAFオプションには、IT企業のアイロバが提供するBLUE Sphereが採用されています。このサービスは、WAFに加えDDoS攻撃対策やデータ改ざんの検知など、包括的なWebサイト保護機能を持つことが特長です。また、DNSの監視機能やサイバーセキュリティ保険の提供も行うことで、企業はより安心して自身のサイトを運営できます。
販売対象とニーズ
新たに導入されたWAFオプションは、特にECサイトやオンラインショッピング、オンラインゲームに関わる企業にとって重要です。また、CMSを用いてWebサイトを運営する事業者やコーポレートサイトの管理者も主要な対象となります。こうした企業の情報を保護し、安全な取引環境を提供するために、WAFは極めて重要な役割を果たします。
サービス利用と料金
WAFオプションの利用料金は、トラフィック量に基づいて設定されています。さらに、無償のトライアル期間を設けており、実際の流量に応じた利用イメージを確認することができます。トライアルの申し込みは公式サイトから行うことができます。
Webサイトの脆弱性診断も実施
Jストリームでは、Webサイトの安全性を測るために、簡易診断サービスを提供しています。この診断を受けることで、自サイトの脆弱性を可視化し、どの部分に対策が必要かを具体的に把握することができます。診断申し込みも公式サイトから簡単に受け付けています。
Jストリームの事業内容
株式会社Jストリームは1997年設立以来、動画配信を中心としたビジネスを展開してきました。自社開発のコンテンツ配信ネットワークを駆使することで、多くの企業に対し動画活用の支援を行っています。年間1200社以上、10,000案件の実績を有し、その事業展開は多岐にわたります。
まとめ
急激に進化するサイバー攻撃に対抗するために、Jストリームの提供するWAFオプションは、企業にとって非常に有用な選択肢となるでしょう。WebサービスやECサイトの運営において、安心してユーザーにサービスを提供できる環境が整うことが期待されています。