MediaTek、Wi-Fi 6E製品をWi-Fi Allianceの認定プラットフォームに採用

Wi-Fi 6E認定プログラムにおけるMediaTekの役割



2021年1月27日、台湾の半導体メーカーMediaTekがWi-Fi Allianceから、最新のWi-Fi 6E認定テストプラットフォームにおいて其の製品を採用されたことを公表しました。この新しい認定プログラムは、6GHz帯を利用するWi-Fi CERTIFIED 6™に対応する機器を対象としています。

MediaTekは、ワイヤレスソリューションの追求を続けており、今回はアクセス ポイント用のMT7915-AP-AXとクライアント向けのMT7915-STA-AXをテストプラットフォーム上に提供しました。これらのソリューションは、免許不要で使用できる6GHz帯をサポートしており、OFDMAオペレーションにより、複数のクライアントに同時に通信を行うことができます。このような先進的な機能は、Wi-Fi 6の技術を存分に活かした結果です。

Corporate Vice Presidentのアラン・スー(Alan Hsu)氏は、「我々は最も幅広いWi-Fiポートフォリオを保有しており、ブロードバンド、リテール、ゲーム機器など様々な分野で、毎年何億もの製品にMediaTekのWi-Fi技術を提供しています。」と述べています。Mediatekは、今回のWi-Fi 6E製品認定により、消費者にとって魅力ある製品の開発をサポートできることを嬉しく思っています。

先進的なWi-Fi機能



MediaTekのWi-Fi 6チップセットは、1024QAMやOFDMAといった最先端の技術を備えています。これによりパフォーマンスの向上が期待でき、また、ターゲット ウェイクタイム(TWT)機能を活用することで、バッテリー駆動時間を伸ばすことができます。最近のセキュリティ基準であるWPA3に加え、キャパシティー向上のためのMU-MIMO機能もサポートされています。

さらに、MediaTekのWi-Fi 6製品には、Wi-Fi CERTIFIED 6™ R1のオプション機能が装備されており、セキュリティを強化しながら周波数効率を改善し、新たなトラフィック制御を実現するWi-Fi CERTIFIED EASYMESH™ R2機能も統合されています。

多彩な市場向け製品



同社の開発したWi-Fi 6E対応の製品は、様々な市場に向けデザインされています。具体的には、以下のような製品が含まれています。

  • - ブロードバンド製品:ホームゲートウェイ、アクセス ポイント、メッシュノード、エクステンダー
  • - リテール向け製品:ルーター、リピーター
  • - コンシューマー向け製品:音声アシスタントデバイス、テレビ、OTT製品
  • - パソコン機器:ノートブックなど
  • - 5Gアプリケーション:スマートフォン、モバイルルーター
  • - IoTアプリケーション

Wi-Fi 6Eを利用することで、従来技術に比べて通信の遅延が少なく、多くのデータを同時に処理できるようになります。6GHz帯でのWi-Fi 6接続は、160MHzという広いチャネル幅を使用し、マルチギガビットの通信と低遅延通信を実現します。これは、高度なアプリケーション、例えばユニファイドコミュニケーション、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などでも活用されることが期待されています。

まとめ



今回のWi-Fi Allianceでの採用は、MediaTekにとって大きな意義があります。6GHz帯域を活用したWi-Fi 6E技術は、私たちのネットワーク体験を根本的に変える可能性を秘めています。今後もMediaTekは、技術革新を進め、多くの消費者に喜ばれる製品を提供し続けることでしょう。興味のある方は、MediaTekのネットワーク&ブロードバンドソリューションについてこちらをご覧ください:MediaTekの公式サイト

会社情報

会社名
メディアテックジャパン株式会社
住所
東京都品川区東五反田2-10-2東五反田スクエア16階
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