未来のアート体験
2025-04-04 11:33:57

アートを通じて見える新たな世界観を体験する「CRAWL」企画

アートを通じて見える新たな世界観を体験する「CRAWL」企画



アートワーカーの育成を目的にしたオンラインプログラム「CRAWL」から、特に注目の企画が実現します。このプログラムは、リクルートホールディングスが運営するアートセンターBUGの取り組みとして、アートワーカー(企画者)向けにデザインされています。企画書の作成を通じて、メンターとの対話や参加者同士のネットワークを築く機会を提供し、未来のアートシーンに向けた新たなつながりを構築することを目指しています。今回は、選考を経て選ばれた2つのプロジェクトが実現することに。

アート展「みるものたち」


2025年6月4日から6月29日までの約1か月間、「みるものたち」と題された展覧会が開催されます。企画は高内洋子氏が担当し、全盲の光島貴之と色弱の中屋敷智生の二人の作家が「見る」という行為について新たな視点を提供します。

光島の作品は、釘の配置や高低差を利用して都市の景観を表現。彼は白杖を使って道を歩く中で得たイメージを、触覚という別の感覚に変換して、観客に伝えます。対して、中屋敷は知覚の常識を解体し、独自の手法で新たな存在の在り方を提供しています。この展覧会では、作品に触れることができ、観るだけでなく、五感を使った鑑賞体験が可能です。

観覧者の皆様が新たな認識を得ながら、共通の価値観を再考するきっかけになることを目指しています。

企画関連イベント


展覧会期間中には、いくつかの関連イベントも開催されます。例えば、トークイベント「世界を捉えることと描くことのあいだ」では、光島や中屋敷に加え、美術大学の教授も登壇し、作品や視覚にまつわる対話が行われます。また、対話型鑑賞会も設けられ、見えない人や見える人が共に作品について話し合い、新たな理解を深める機会が提供されます。

これらのイベントは、単に美術作品を観るだけでなく、他者とのコミュニケーションを通じて深い体験を得る貴重な場となるでしょう。

サテライト・コール・シアター


続いて、7月4日から21日まで行われる「サテライト・コール・シアター」は、竹中香子氏の企画による新たな試みです。この展覧会は、仮設されたコールセンターが舞台となり、そこでは「家」でのケアに関する物語が展開されます。」「ホーム・ケアリスト」に従事する人々が語る自身の経験や物語を、リスナーが電話越しに聴くというシステムで構成されています。

日常の中で見えづらい「ケア」に関する物語を、視聴者が耳を傾けることで、社会における「痛み」を再認識してもらうことを目指しています。これにより、見えない問題に気づくきっかけを提供し、東京の社会が「スマートシティ」から「ケアリングシティ」へと進化することを願っています。

総じて、これらの企画はアートを通じて私たちの認知や理解を深め、共通の価値観を見直す機会を提供することを目的としています。この貴重な体験を通じ、より豊かな未来のアートシーンが築かれることに期待が寄せられます。

開催情報


アート展「みるものたち」


  • - 日程: 2025年6月4日(水)〜6月29日(日)
  • - 場所: BUG,
  • - 入場: 無料

サテライト・コール・シアター


  • - 日程: 2025年7月4日(金)〜7月21日(月・祝)

主催


このイベントは、アートワーカーを支援するプログラムとして、東京都千代田区のアートセンターBUGが主催しています。東京都内のアクセスも良く、特に公共交通機関を利用した訪問がおすすめです。私たちと一緒に、アートの新たな魅力に出会いに行きましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社リクルートホールディングス
住所
東京都千代田区丸の内1-9-2
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 千代田区 BUG CRAWL アートワーカー

Wiki3: 東京都 千代田区 BUG CRAWL アートワーカー

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。