FP相談室の実績
2025-07-31 11:08:33

2024年度「くらしとお金のFP相談室」での相談実績を発表

「くらしとお金のFP相談室」とは


日本FP協会が運営する「くらしとお金のFP相談室」は、ライフプランや家計管理など、お金に関するさまざまな不安や疑問を解決するための無料相談室です。この取り組みは、全国8か所で行われており、特に札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡の各都市で実践されています。

2024年度の実施状況


2024年度の実施状況が発表され、相談件数は757件に達しました。これは、前年度の731件から増加した結果で、より多くの人々がファイナンシャル・プランナー(FP)に相談する機会を得たことを示しています。一方で、相談テーマについては、「ライフプラン」「金融資産運用」「リタイアメントプラン」が上位にランクインしました。これは、老後の資産形成や家計管理に対する関心の高まりを反映しています。

相談者の年齢層については、50代が最も多くを占め、30代から50代全体で約8割の相談者を占めていることが特徴です。このような傾向は、将来にわたって資産をどのように運用すべきかという点に深い関心を持つ世代が多いことを示唆しています。

資産形成に関する制度の影響


特に、個人型確定拠出年金(iDeCo)やNISA制度といった金融商品の普及が進むにつれて、その利用による資産形成の重要性がクローズアップされています。これらの制度は、将来の生活費や老後のための準備を助ける手段として、多くの人々に受け入れられています。

日本FP協会の使命


日本FP協会は、社会教育活動の一環としてファイナンシャル・プランニングの普及と金融経済教育の推進に取り組んでいます。これは、単に個々の相談者の利益を追求するだけでなく、社会全体の金融リテラシー向上に寄与することを目指しています。また、協会は高い倫理観を持つファイナンシャル・プランナーを育成することで、より良い経済環境の形成にも貢献しています。

まとめ


年々増加する相談件数は、多くの人々が自身の財政状況を見直し、将来の生活設計に真剣に向き合っている証です。FP相談室はそのようなニーズに応える重要な役割を果たしており、今後とも多くの相談者を迎え入れることでしょう。今後の金融教育活動は、さらに多くの人々に知られることになり、金融リテラシー向上に貢献していくことが期待されます。


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