医療・介護給食現場の新たな救世主、ディスポ容器
現在、医療や介護施設での給食提供現場は、様々な課題に直面しています。その中で最も顕著なものが、食器の洗浄作業による負担です。最近、エフピコが提供する新シリーズのディスポーザブル容器「FTドリスNK」と「FT温デリNK」が、これらの問題を解決するために開発されました。これらの製品は、医療・介護給食市場における新しい提案として注目されています。
現場の現状と課題
医療・介護現場では、食器の洗浄作業が全体の約40%を占めるとされ、この割合は非常に大きいです。また、洗浄作業を行うスタッフの高齢化が進行しているため、食器の運搬や積み込みは特に高齢者や栄養士にとって大きな負担となっています。そこで、ディスポ容器への切り替えを求める声が多く上がっていたのです。
実際に、あるB社の導入事例では、ディスポ容器を使用することで作業時間が大幅に削減され、月々の人件費も約6万円も軽減されました。さらに、そうした業務の効率化は早朝出勤や残業を減らし、水道代の削減にもつながることから、勤務環境の改善にも寄与しています。
FTドリスNKとFT温デリNKの特長
1. 耐熱素材の採用
新たに登場した容器シリーズは、耐熱性に優れたPPフィラーを使用しており、食品の再加熱に適しています。これにより、施設での多様な給食提供形態に対応することができます。
2. 透明性のある蓋
従来の白濁した蓋とは異なり、透明なPP蓋を使用しているため、中身を目視しやすく、配膳時の食材チェックの手間を軽減します。
3. 開閉しやすい設計
本製品の特長には、「かん合しない」という設計があり、片手で蓋を開けることができるため、頻繁に行われる蓋の開閉作業の負担を大きく軽減します。
4. 効率的な収納
容器はホテルパンやシートパンに効率よく収納できるように設計されており、これにより無駄の少ない料理提供を実現します。
市場の変化への対応
近年、スーパーなどのプロセスセンター化が進み、医療・介護給食市場に新たなチャンスが生まれています。この中で、「FTドリスNK」および「FT温デリNK」シリーズは、惣菜ベンダーや給食供給ベンダーに対し、より高品質で効率的な配食サービスを提供するための一助となります。
総括
「FTドリスNK」と「FT温デリNK」は、医療・介護給食に革命をもたらすディスポ容器です。人手不足と効率化の課題を持つ市場に、新しいビジネスチャンスを提供することを目指し、衛生的で作業負担を大幅に軽減することが期待されています。詳しい情報やご相談がある方は、ぜひお問い合わせください。