総務省が主導する情報通信技術の社会実装加速化WGの最新動向

総務省が進める情報通信の社会実装加速化について

2023年1月20日、総務省による情報通信審議会の技術戦略委員会が主催する「社会実装加速化ワーキンググループ（WG）」の第3回会合が開催されました。本ワーキンググループでは、情報通信分野における社会実装を加速するための多様な取り組みが議論されています。今回は、その会合の内容や主な議題について詳しくご紹介します。

会合の概要

会合はWEB会議形式で行われ、関係者が一堂に会し、意見交換を行いました。最初の議題では、国立研究開発法人NICT（国立情報通信研究機構）が行っている社会実装に関する取り組みについて報告がありました。NICTは、サイバーセキュリティの強化や国際標準化への取り組みを強化し、社会実装を推進するための体制を整えることを目指しています。特に産学官連携の強化が求められています。

主要議題について

1. NICTの取組み: NICTの代表者は、サイバーセキュリティ分野における産学官連携の進展について説明しました。また、国際標準化の重要性とそれに向けた具体的なアクションプランも発表されました。
2. 関係者ヒアリング: 次に、株式会社レインフォレストの岡田晃市郎社長や、内田・鮫島法律事務所の弁護士、鮫島正洋氏、そして株式会社三菱総合研究所の代表者によるヒアリングが行われ、各々の視点から社会実装に向けた意見や提言が出されました。
3. 自由討議: 会議の最後には、参加者間で自由に意見を交換する時間が設けられ、様々なアイデアや問題提起がなされました。